君は太陽 (ページ7)

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赤side

緑｢先生っ、Aちゃん発作です！｣

濵田さんとAちゃんの様子について話してた時に、神ちゃんからのPHS。

すぐに濵田さんと向かうと、ベッドから落ちそうな勢いで痙攣してるAちゃんと、それを守ろうとしてる望くんがいた。

一旦望くんたちには外に出てもらって、処置に取りかかる。

｢止まらんな…クロラール注腸でいれよか。｣

緑｢はい。｣

酸素を流して様子を見てたけど、5分以上経っても痙攣は治まらなくて、重積状態やと判断。

直接直腸に薬を入れた方が短時間で効くから、Aちゃんには申し訳ないけど、注腸での投与にすることに。

緑｢Aちゃん、ちょっとごめんなー。｣

神ちゃんに下着と体勢の準備をしてもらって、俺は注腸用の注射器に薬を準備。

これ、覚醒時やったら確実に嫌われてるな…(苦笑)

｢ごめん、ちょっと痛いかもー…｣

まぁ意識落ちてるから痛くはないねんけど、癖で言ってまうねん(笑)

未だに痙攣が続いてるAちゃんの肛門に注射器を挿入する。

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10分後、ようやく痙攣は治まった。

ただ、あれだけ長い発作やったから激しい自律神経症状が出てしまって、嘔吐してしまった。

｢苦しいなぁ、我慢せんでええからな？｣

『っ、ぐっ、、おぇぇっ、、はあっ、うぇっ、』

普通のタオルじゃ間に合わへんくて、バスタオルを敷いてそこに吐かせる。

まだ意識は朦朧としてるものの、発作後の嘔吐は確実に体力を奪われるやろう。

完全に治まったのは、発作が始まってから2時間以上経ってからやった。

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