君は太陽 (ページ4)

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赤side

緑｢次Aちゃんですよー。｣

えっ、Aちゃんって検診まだちゃうかった？

看護師の神ちゃんにそう聞こうとしたと同時に診察室に入ってきたのは、紛れもなくAちゃんで。

｢こんにちは。…あらら、調子悪そうやね？｣

前回の定期検診ぶりに会ったAちゃんは、しっかり自分で歩いてはいるものの、顔色はあんまり良くないし、どう見ても調子が悪そうやった。

｢発作増えてきました？｣

紫｢そうなんですよ。もう今週2回出てて…｣

｢そうでしたか…、Aちゃん今はどう？気分悪い？｣

『…ん、…』

入ってきた時から反応あんま良くないな、と思ってたけど、やっぱり。

単純にしんどいっていうのもあるやろうけど、失語の症状も出てしまってる。

｢もうちょっとで検診もしなあかんかったし、ついでに入院して検査しましょか。｣

『…やぁ、』

嫌か…(苦笑)

Aちゃん、入院嫌いやもんなぁ(笑)

検査って言っても、全然痛いことはせえへんねんで？

でもAちゃんからしたら、痛いとかそんなんは関係ないらしい(笑)

病院っていう場所が嫌いなんやろな(笑)

紫｢ほんじゃあ、お願いします。…A、またな？望連れてくるから！｣

緑｢はーい、待ってます。ほら、お父さんばいばーいって。｣

なんとか説得してお父さんとはばいばいしてもらったけど…

あかん。

もうすでに泣きそうなってるで(苦笑)

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