日常 ページ1
桃side
「ただいまー…あれ、調子悪い?」
はぁー、疲れた。はよ風呂入りたい。
そんなのんきな思いも、リビング入った瞬間にふっ飛ぶ。
「学校行ったんちゃうん?」
紫「ん、行っとったよ。…今日はいけると思ったんやけどなぁー。」
紫「せっかく久々の学校やったのにな?」
おとんが見つめるのは、ソファーに丸まってるA。
俺の妹は、中学生の時事故にあった。
信号無視した車にはねられて、奇跡的に回復できたけど、その代わり脳に後遺症が残った。
てんかんっていうらしい。
高校生になった今では、昔よりは少なくなったけど、それでもまだこうやって苦しむことがいっぱいある。
紫「おぉ、待って、おとんと座っとこな。」
しばらくソファーの上でぐったりしてたA。
発作の前兆として、Aの場合、頭痛とか吐き気があるみたい。
かと思ったら、突然むくっと起き上がって、リビングをうろうろしだす。
これもてんかんの発作のひとつ。
普通に歩いてるように見えるけど、こっちの声かけは全く入ってなくて、頭はぼーっとした状態。
このままけいれんにつながったら危ないから、おとんがAの手を引いて、ソファーに座り直す。
紫「あ、戻ったかな?」
今日は1分くらいで落ち着いた。
と言っても、発作後もまだぼーっとしとって、Aも発作のことは覚えてないんやけど。
これが日常。
他の家とは違うこともあるかもしれんけど、俺らは毎日楽しく過ごしてるで。
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みー(プロフ) - 初めて読ませていただきました。更新をするのを楽しみに待っています。お体に気をつけて頑張って下さい。 (2020年5月29日 1時) (レス) id: 4b53f5dd0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆら、 | 作成日時:2020年5月27日 14時