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デレデレと照れ屋 ページ2

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「バタバタしちゃうからダメです。」





「ダメです、やって〜。

まだ敬語抜けへんのな。」






まだ私の手首をホールドしながら、上目遣いでこっちを見てくる。





「大倉さん今日何時から?」




「んー、9時に迎え来るって言うてた。」






本当に聞きたいのは何時に出るか、じゃなくて、


何時に帰れるのか、なんだけど、





それを聞くと"早く帰ってこい"と言ってるみたいになりそうで聞けない。







でもそんな私の躊躇も大倉さんにはすぐ見破られてしまって、







「何時に帰ってくる?て聞かんの?」






お見通し、みたいな顔でこちらを見上げてくる。




いくらこちらが気を使って黙っていようが、

大倉さんは私の考えてることを先読みすると躊躇なく言ってくるからやっぱり意地悪なんだと思う。






「....何時に帰ってくる?」





しぶしぶ口にすると満足そうな顔で笑った。





「今日な、6時くらいには帰れんねん。」





「えっ、ほんとに?」





素直に嬉しくてついぱぁっと顔を明るくしてしまう。





「めっちゃ嬉しそうな顔するやん〜。」






そう言ってニマニマと笑うから、

なんか悔しい....。




でも、久しぶりに一緒にご飯が食べれるのってすごく嬉しい。






晩御飯、何作ろうかなって今からわくわくしちゃう。






「じゃあ、行ってくるね。」






あんまり嬉しさを前面に出すと、

すぐからかってこようとするからそれ以上はポーカーフェイスで上着を肩にひっかけて部屋を出ようとすると、






「待って〜。見送るわあ。」





のそのそと起き上がってついてくる大きい人。







「昨日も遅かったんだし寝てていいのに。」





「本当は嬉しいくせにそういうこと言わんの。」






玄関まで来てくれた大倉さんに背を向けて靴を履いてると、



後ろから抱きつかれた。






「久しぶりやなあ。

2人でゆっくりできんの。」





私がこういうのに弱いことを知ってるくせに

わざと耳元で囁いてくるし、



息が耳にあたってくすぐったくて、



回された腕をパシッと叩いた。





「バイト、遅れちゃいますって!」





「ほんますぐ照れるんやからぁ。


ま、ええわ。続きは夜しよな♡」





まったく、


まだ寝ぼけてるのか、いつも以上に恥ずかしいことを普通にしてくるんだから。






ニヤニヤしながら手を振る大倉さんに手を振り返して、



緩みそうな頰を我慢しながら家を出た。









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設定タグ:大倉忠義 , 関ジャニ∞ , 小説   
作品ジャンル:恋愛
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けー(プロフ) - はじめまして、いつも密かに読ませていただいてます。丸山さんのお話を読みたいのですがパスワードをお教えいただけませんでしょうか?二十歳はとっくに過ぎてます(苦笑) (2018年2月5日 17時) (レス) id: 0a1704cff3 (このIDを非表示/違反報告)
かなえ(プロフ) - はじめまして!いつも楽しくお話読ませていただいてます。丸山さんの話の続きがとても気になるのでパスワード教えていただけると嬉しいです! (2018年1月29日 15時) (レス) id: f6bacbef98 (このIDを非表示/違反報告)
ねねけろ(プロフ) - 本気で愛深めました、連載お疲れ様でした!何回も最初から読み返すほど大好きな作品です!コメントで申し訳ないんですけど丸山さんの作品パスワーク教えていただけますか?成人はしてます!! (2018年1月28日 18時) (レス) id: 88a3919034 (このIDを非表示/違反報告)
ぐん(プロフ) - はじめまして、ボードにたどり着けずこちらから失礼致します。丸山さんのお話拝見していました。是非続きを拝見させていただいたいので、パスワードを教えて頂けないでしょうか? (2018年1月27日 12時) (レス) id: f286bcfcbe (このIDを非表示/違反報告)
まき(プロフ) - はじめまして!ボードにたどり着けず…こちらから失礼します。続きがとっても読みたいです。パスワードを教えていただけると嬉しいです! (2018年1月26日 21時) (レス) id: 323a1bc773 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たむこ | 作成日時:2017年12月3日 10時

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