【2BRO.】令嬢と用心棒 [第2部]【ヤクザ】

2-9 理想論 ページ11

3人を置いて、上に行く


合理的な方法なんだろうけど、家族を置いていくのは嫌だ


しかも、ここは敵地


いつ襲われてもおかしくないのに…


弟 「分かった」


『え…っ』


弟者が即答する


私が抗議する間もなく、弟者に軽々と担がれた


『めっ…メロやんさんは！？』


メ ｢大丈夫、俺なら｣


にたっと、余裕の笑顔を見せる


メロやんさんが笑うと、いつも安心した


『おついちさんと兄者は…』


兄者はメロやんさんに抑えられてて、おついちさんはぐったりと壁に寄りかかっている


メ ｢今気絶させる｣


そう言うと、手慣れた手つきで兄者の首の後ろらへんに手をまわした


こきゃり、と軽い音が…


兄 ｢うっ………｣


兄者がうめき、そのままぐたりと首を落とした


メ ｢次はおついちだな｣


乙 ｢えぇ……、いたい、のは…やだなぁ…、っ｣


はいはい、とメロやんさんが言い、兄者の時と同じように首をひねる


こきゃっ


乙 ｢あっ…｣


兄者もおついちさんも、気絶してしまった


眼を閉じている2人の顔を見ていると、もうこのまま目覚めることはないんじゃないか、


なんて考えてしまう


メ ｢ほら、行ってこいや｣


メロやんさんが、手でしっしっというように手を動かした


大丈夫、もうすぐで終わらせる


そして、みんなとまた生活するんだ


『行こう、弟者』









--------ｷﾘﾄﾘ線--------


ご機嫌麗しゅうございます、タコ草です！

あああああああすみません！

更新おくれました…。

申し訳ねぇです(泣)

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