【H×H】トリップしたからなんでも屋始めてみたけど、ろくな事ない。

35 ページ35

ここまで来てしまったからには仕方ない
もうやけくそである


とりあえず門を開けてくれる様子がないので本来ならプレゼントが入っているべき袋から手榴弾を取り出す



ピンを抜き投げつけ爆破


静かに忍び込めばいい？
うるせー私は依頼料貰いに来てんだわ
堂々と正面から入るに決まってんだろ！！！


テンションを上げて壊れた門から中に入り玄関まで走る
扉の横についているインターホンを鳴らすが誰も出ない


「それ鳴らす必要あんのか？」

「馬鹿だな人の家に行く時は鳴らすんだよ。これ常識」

「門爆破するのは常識か」

「あ」


現在進行形で殴り込みの最中だというのに普段通りの会話をする私たち。なんか気が抜ける



いつまで経っても応答が無いので玄関も爆破
やべーなんか爆破楽しいんだけど


1歩室内へで足を踏み入れれば武装した黒服たちが周りを囲み叫ぶ

「何者だ！！」



何者だ？何者だと聞かれたら

答えてあげるが世の情け！！



「どうも〜何でも屋ですー。依頼料ふんだくりにきましたー」

ニコニコと笑いながら言う
まぁ何でも屋は私だけでほか2人は関係ないんだけどね


過去一危ない状況だというのに恐怖はない
なんならテンションが上がっている始末だ

きっとアドレナリンがドバドバなんだろう



私の台詞をきっかけに黒服たちに突っ込んでく2人
それを見て私も突っ込み3人で蹴散らしていく



木刀で首を殴り気絶させながら、ふと2人とも戦えるのだろうかという疑問が頭にのぼった


真っ先に敵陣に突っ込んで行ったからよっぽど大丈夫だとは思うが少し気になりちらりと2人の方を見ると、首はねてたり頭潰したりしてた。完全に殺してるじゃん。てか強っ。

まじ何者だわと恐怖を覚えたが2人とも無事ならいいやと意識を目の前の黒服たちに戻した



瞬間悪寒がした



以前イルミをブチ切れさせて針を投げられた時にも感じた



死の悪寒



足に力を込めその場から飛び退く


私が立っていた場所は地面が抉れていた
あと少し遅れていたら私ごと抉られていただろう



間違いない、これは念能力だ




終わった

36→←34

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す