ナミウテココロ《キンプリ短編集》 (ページ10)

今日:1 hit、昨日:12 hit、合計:46,786 hit

G・I　　　できる彼氏ページ10

・

「ねぇ、げんくん。」

玄「ん？どうしたの、A。」

彼は、私の彼氏、岩橋玄樹。

高校生からの付き合いで、今は24歳。

二人とも社会人で、一緒に居られない時間が多いの。

私はドジでバカなのに、彼はできる彼氏。

可愛くて、カッコいい！もうね、最高！

可愛さとか、器用さとか、色々負けてるけど。

ひとつだけ勝ってるの。

そう、恋人を想う気持ち。

もちろん、げんくんからの想いも凄いんだけどね。

異常なくらいに好きなんだ。

そりゃあもう、最高。

あ、でも語り出したら余裕でまるごと一週間行くよ(笑)

まぁ、げんくん愛は置いといて(置いとけない！)。

私は、高橋A。

弟がふたり居るの。

20歳の恭平と21歳の海人。

ふたりとも全然似てないんだけどね。

なんだかんだお姉ちゃん想いで甘え上手。

「あぁ、あのね。同期から貰ったの、このチケット。」

「げんくん、フルーツ好きでしょ。フルーツパフェ行こ！」

玄「えっ！！！マジで？てかめちゃくちゃ有名な所じゃん～！」

玄「A、神様ぁ～」

「あははっ、私より同期に感謝してあげて。」

玄「いやでもさ、フルーツパフェ……あ！げんくんだぁ～

ってなってくれたんでしょ？ほら、Aに感謝だね。」

「……もぉ～！げんくん、完璧すぎて不安。」

玄「キャハハッ！ん、大丈夫だって！A以外興味ないから！」

女の子みたいに笑う彼は、全然女の子じゃない。

カッコ良すぎる彼氏です。