序章 〜入学 -仕事- 〜 ページ9
.
約束通り次の日の朝に迎えにきた公安職員は昨日と同じ人だった。
適当に買ってきたと言うパーカーを着て病院の前に止まっていた車に乗せられる。
その車にはカーテンがついていて後部座席からではなにも見えないようになっていた。
どこに向かっているのか分からなくさせるためだろうし、私はヴィランだから仕方がないことだってわかっていてもこの対応は少し怖かった。
車が止まると目隠しをされた。
そのまま右に3回、次は…
「あぁ、その子が例の…そんな目隠しなんかしなくても、かわいそうじゃないですか」
「こいつはヴィランだ。なにをするかわからん。個性も不明な以上、自由にはできん」
「まあまあ、そんときは俺もいるんで大丈夫でしょ。捜査俺も同席することになりましたし」
知らない声が聞こえて驚いた。
気配だってあんまりなくて、口ぶりからしてプロヒーローだろうけど、なんだかこの人は少し怖かった。
また少し歩いて突き当たり、ドアが開く音がして部屋の中へ入れられる。
その部屋は少し肌寒いくらいの温度だった。
たくさんの人の気配を感じる、監視に警官をたくさん置いているのかな。
目隠しが外された。
目の前には大きなモニターと私のPCが置かれた机と椅子。
部屋の中には沢山の人。
ひとつしかないドアに2人の警官。
机の横の壁際に2人の警官。
机のところに2人の公安職員とみられる人。
それに多分途中から合流した謎の声、赤い羽のプロヒーロー、ホークスか。
私と連れてきた彼をいれると9人この部屋にいるのにも関わらず狭さを感じぬ広さだった。
少し部屋を観察すると防犯カメラと音声を拾うためのマイクなども何個かあった。
「とっとと始めろ」
『資料見せて』
渡された紙にはこれまでにわかった情報やなどが書かれていた。
そしてタブレットにはアルファベットの羅列。
既視感。
PCを開いて今回の捜索すべき情報を見る。
この情報、核の部分がどこかに隠されている。
あぁ、これ、、
『5分で終わる。今回の仕事はコレの隠し扉を見つけることでしょ？
あんたたちがまだ見つけられてないドアを探せばいいわけだ。簡単だよ』
「えぇ、よろしく頼むわね」
『了解。
——初めだ』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 322人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あずさ - あけましておめでとうございます！！作品いつも見させてもらってます！まじで面白いです！ありがとうございます！ (2023年1月1日 1時) (
レス) @page44 id: 954150159c (このIDを非表示/違反報告)
クロノト(プロフ) - 分かります私も途中で思いだしました (2022年11月30日 15時) (レス) @page40 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
ペネロッペ(プロフ) - このお話、凄く大好きで、何回も読み返しています！作者様のワー○リ夢小説………読んでみたいです！ (2022年11月29日 22時) (レス) @page40 id: 4e7520e5da (このIDを非表示/違反報告)
バンジ(プロフ) - 16:30からYouTubeのTOHO animeチャンネルで6期のイベント放送があるみたいです！！ (2022年10月1日 16時) (レス) id: 00dbf37f9a (このIDを非表示/違反報告)
バンジ(プロフ) - 今日の夜5時からヒロアカ6期ありますね！ (2022年10月1日 11時) (レス) id: 00dbf37f9a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Δ | 作成日時：2022年8月10日 21時
