プロローグ ページ1
6年生で2番目に就職先が決まったのが私、神楽Aだ。
1番は言わずもがな、6年い組の立花仙蔵で私の後が6年ろ組の中在家長次だった。
ちなみに、最後に決まったのは不運大魔王の6年は組善法寺伊作。不運が発動しまくりで中々決まらなかったのだ。
「仙蔵の次なんて凄いなぁ!」「流石A先輩!」「先生、Aちゃんならやれると思ってたわ」
このような賞賛の言葉を沢山貰い、就職が決まった事への喜びと不安でいっぱいになっていた所、学園長先生にお呼び出しを受けた。
『6年は組、神楽Aです』
学「入れ」
ガラッ
中に入ってみると忍術学園の先生方が勢揃いしていた。
気配が多いとは思ったが、まさかの勢揃い。
しかし、空気が重たい。何故だ。
学「A、儂の前に座りなさい」
学園長先生にそう言われ、おとなしく座る。
学「結論から言うが、お前の就職が白紙になった」
……………え?
『へ………白紙……??』
学「あぁ、先程お主が就職予定だった城から知らせがあってな」
白紙……?白紙って何??
『は、白紙とは……?』
恐る恐る学園長先生に尋ねる。
学「お主の就職先は無くなったということじゃ」
『え、え、何故ですか!?私、確かにあのお城から内定を!!』
学「何でも、お主の良くない噂が耳に入ったようでな」
良くない噂?
学「そのどれもこれも普段のお主からは考えられないようなことだし、儂らもお主を信じておるのだが、先方は白紙の一言でなぁ」
そんな………私、これからどうすればいいの…。
山「落ち込むな、先生達でまだ募集している所を探すから」
シ「そうよ、Aちゃんならもっといい所が見つかるから」
そう慰めの声をかけられる。
それ以外の先生方も心配そうな顔で私を見ている。
……ただ、1人を除いては。
土「神楽、残念だなぁ」
声色は他の先生方と変わらないが、口角が上がっている。
土井先生……貴方のせいなんですね…
直感的に分かってしまった。

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なち(プロフ) - まひぼぼさん» コメントありがとうございます!!両方ともいい結末を迎えられるように頑張ろうと思います(*´꒳`*) (2月2日 16時) (レス) id: 2c40a6fcc3 (このIDを非表示/違反報告)
まひぼぼ - わわわ!両エンド嬉しいです!雑渡さんも、土井先生もどちらもいい方向に行けますように🙏(ハッピーエンド的な)更新楽しみにしてます! (2月2日 12時) (レス) id: 53238a5003 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - まひぼぼさん» コメントありがとうございます!両エンドいいですね!!分岐ルートとして考えてみます!最後までお付き合いくださればと思います(*´꒳`*) (1月30日 7時) (レス) id: 2c40a6fcc3 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - ぽみさん» コメントありがとうございます!!そう言って貰えて嬉しいです!!最後までお付き合いくださればと思います(*´꒳`*) (1月30日 7時) (レス) id: 2c40a6fcc3 (このIDを非表示/違反報告)
まひぼぼ - ドキドキしちゃいます!土井先生エンドと雑渡さんエンドどちらも見てみたいです、、、! (1月29日 23時) (レス) @page37 id: 53238a5003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なち | 作成日時:2025年1月22日 17時