守らなくてはならないもの【安室透/降谷零】 (ページ30)

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昼間、零とヒロはベルモットと組織のあじとへ向かった。

私は警察庁に残って仕事

と言っても、零とヒロに持たせた盗聴式ビデオカメラの確認をしていた。

2人ともシャツのボタンに見せかけて付けている

まだあじとには着いていないようだ。

すると電話がかかってきた。

番号からして海外からだ。

［…Hello?］

［カレン、私だ］

［！！烏丸さん、お体の方は、？］

［ああ、大丈夫だ。お願いがあるんだが、やはり私も日本へ行きたい］

［、？！どうして］

［やはり自分で方を付けたいと思ってな。
RUMのことは任せる。下の幹部たちに合わせ
てくれ］

下の幹部とはジン達のことだ。

［あなたが殺すんですか？］

［ああ。］

［危険です。ジン達は自分が生きるためにならたとえ組織No.1のあなたでも殺します］

［爆弾だ。話をして殺される前に私がスイッチを押して、建物ごと破壊する］

［！何を言ってるんですか？！そしたらあなたまで、、！］

［いいんだ。組織をこんな凶悪なものに育ててしまったのは私のせいだ。組織ごと死んで償うとするよ。楽に病気で死ぬより、ちゃんと償いたいんだ。

カレン、最後の私からのお願いだ。
手を貸してくれ］

［ｸｯ...…

ほんとにいいんですか］

［もちろんだ。頼むカレン］

［…わかりました。日本にお着きになられたら、空港までお迎えします］

［いつもすまないな。ありがとう。それじゃあまた］

［はい…］

『はぁぁ…もうどうすればいいってゆうのよ』

電話を切って大きなため息をつく。

黒の組織のNo.1こと烏丸蓮耶。

この人の本名を知っているのは私だけだそう。

私はシャロンとともに彼も助けたかった。

でもその彼は組織ごと自分も死のうとしているのだ。

計画が台無しだ

このことを誰に相談しろと言うのだ

頭を抱えていた。