8話 ページ8
そんなある日、廊下で随分な顔馴染みと鉢合わせた。
「あ、出久君。」
「え、あ、Aちゃん！」
彼とは勝己君程ではないが一緒にいた期間は随分長いものだったと思う。
昔は勝己君や取り巻きの子たちも含めてよく遊んでいたが、今ではクラスも違うためあまり会わなくなっていた。
しばらく見ない間に出久君は私の身長を抜かしていた。
そしてなんだかすごく疲れてるように見える。
「どうしたの？体調悪い？」
「う、ううん！大丈夫だよ。ちょっと受験に向けて頑張ってる途中...かな。」
そう言って力なく笑う出久君。
会わなくなったとはいえ彼は幼馴染だ。それにいい人だと思うし、私はどちらかといえば彼のことはかなり好きな部類に入ると思う。
もちろん、友達的な意味で。
だから心配するのは当たり前だと思った。
「体壊さないようにね。はい、これ。」
「えっ、飴玉...？」
「うん。こういう時って糖分大事だってなんかのテレビで見たから...」
「そうなんだ...ありがとうAちゃん。大事に食べるよ。」
私がポケットから出した飴を受け取って、えへへと笑いながら去っていった出久君。
なんだか良いことした気分になって、私は少し上機嫌になった。
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麗葉 - ん”ぐっ！待って最後の『えへへ、私も愛してるよ』って何んですか？！可愛いすぎますよぉぉ (6月7日 23時) (
レス) @page24 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
とよ(プロフ) - 初コメ失礼します。見事にすれ違う様は思わず吹いてしまいましたwwww短いお話でもとっっっても面白いかったです！！！！！爆豪デレは当たり前のようにてぇてぇ＆キュンキュンでした！！！！！改めて完結おめでとうございます！ありがとうございました！！！ (2023年3月5日 1時) (レス) @page24 id: d1624c287f (このIDを非表示/違反報告)
トマトまと(プロフ) - すれ違いのすえ、想いが重なるって素敵ですね！番外編の夢主ちゃんめっちゃキュートで可愛かったです！素敵な作品を読ませていただき、ありがとうございました！ (2022年12月10日 23時) (レス) @page24 id: 1d9d2ab89b (このIDを非表示/違反報告)
ななせ(プロフ) - 今更ですがこの作品を見つけて心臓がｷﾞｭﾝｷﾞｭﾝしました…😭短いのに満足感+幸福感が最高に高まりましたありがとうございます……… (2022年11月16日 19時) (レス) @page24 id: e483ed8e8f (このIDを非表示/違反報告)
カカコ - あら、夢主ちゃん可愛ぃ…！ｶｯﾁｬﾝも可愛ぃ……！ (2021年8月20日 16時) (レス) id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kuumi
| 作成日時：2018年7月16日 21時
