1話なんて。 ページ1
A side
窓から差す明かりで目が覚めた。
時計を見るとまだ5時半で、いつもより30分も早く起きてしまったことがわかる。
...まだお姉さんは寝てるかな...
でも、せっかく起きたのだから、私が朝ご飯の準備を始めた方が忙しい彼女の役に立てるかもしれない。
それに....この時間ならあの人と会わずに.....不快な思いをさせずに済むはずだ。
『よし...』と、私以外は誰もいない部屋で意気込み、寝起きで重たい体を起こした。
襖を開け、ヒタヒタとまだ春先で冷たく感じる廊下を歩く。
...この家は広い。だから始めの頃は迷ってばかりだったけど、あの人に迷惑をかけたくなくて必死に部屋の場所を覚えた。
だから今では台所の場所もすぐに行ける。
この角を曲がればもう着くはずだ。
と、ボーっと考えていると...
「......っ⁈いたっ......」
ゴツッと、突然現れた壁に頭をぶつけた。
思わず出てしまった声が思った以上に響いたことに驚いたものの、ぶつけた場所をおさえていると、ある疑問が浮かぶ。
.....あれ、こんな所に壁なんて......
そして次に一つの可能性が浮かんでくる。
それと同時にサーッと顔が青ざめてきたのがわかった。
壁なんてあるはずがない。そして私より高くて動くものなんて....
「......いてぇんだけど。」
上から聞こえて来た低い声。
その声を聞いた瞬間、自分の予想が当たってしまった事がわかり顔が強張る。
恐る恐る顔を上げると、そこには.....
「......居候のくせに、謝る口もねぇのかよ。」
冷たい目で私を睨む、紅白頭の美少年がいた。
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セレネ(プロフ) - 続編すごく楽しみです！更新大変だとは思いますが頑張ってください！応援してます！ (2018年8月17日 14時) (
レス) id: caaac3f99a (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - 続きみたいです(吐血) 更新大変だと思いますが、応援しています。この恋の行く末楽しみです。 (2018年8月16日 22時) (レス) id: b9e3ade31c (このIDを非表示/違反報告)
鈴木美妃(プロフ) - 続編めちゃくちゃ楽しみにしてます。更新頑張って下さい。応援してます。 (2018年8月3日 22時) (レス) id: 5deb47caf1 (このIDを非表示/違反報告)
凛月(プロフ) - 私も映画見ました！！本編じゃ絶対見れないようなシーンもあったので嬉しかったです。特にかっちゃん。 (2018年8月3日 22時) (レス) id: eef577390e (このIDを非表示/違反報告)
白龍(プロフ) - 久々の更新とても嬉しかったです！続編おめでとうございます！！これからも頑張ってください！ (2018年8月3日 21時) (レス) id: e12a3831fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kuumi
| 作成日時：2018年1月2日 22時
