実感【ジェシーside】 ページ3
彼女があまりにも綺麗に涙を流すから
柄にもなく彼女の手を引き
ソファにエスコートをする。
ICEとセイラが何やら俺らを見て嬉しそうだ。
子猫ちゃんのほうをみても
全然こっちを見てくれない。
すると彼女が
「……そんなに見ないでよ穴が開きそう。」
こっちを見ずに一言
恐らくいきなり俺が帰ってきたのが
信じられてないんだろうな笑
しかし、俺の存在を確認するかのように
俺の手をずっと握り、
時に指を動かし俺の手の甲をなでる。
ジ)俺が帰ってきて
嬉しくて嬉しくてしょうがないんでしょ？
子猫ちゃん？
そう言いながら周りを見渡し
また彼女の方を覗き込もうとすると
((ﾁｭｯ))
女神からのキスが一つ。
そして
「今からお仕事でしょう？
私はセイラとポーカーでもして待ってるわ。」
そう言って席を立つ彼女。
そして振り返って
「……おかえりなさい。オオカミさん？」
ふふっと彼女が微笑む。
この表情を見たかったんだと自覚する。
やっと外に出た実感が湧く。
他の奴らは驚いた顔をしている。
それもそうだ
リサの情報は刑務所に入ってからも
こまめに集めていた。
そして得たのは
変わらず誰に対しても丁寧な言葉遣いをし
戦闘能力に長けているということ。
変わったことといえば普段から
"笑わなくなった"
この一点だけだろう。
その彼女が今目の前で
ふわりと柔らかく笑ったのだから
周りのヤツらが驚くのは当たり前だろう。
セイラのところに向かう彼女の後ろ姿にむかって
ジ)……可愛い子猫ちゃんだ。
仕事から戻ったら覚悟しておけよ？
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向日葵(プロフ) - AYAKAさん» そう言っていただけると嬉しいです！今のところ変更の予定はありません！ (2017年11月11日 16時) (
レス) id: cc490d7056 (このIDを非表示/違反報告)
AYAKA(プロフ) - ジェシーの話大好きです！向日葵さんのペースで更新頑張ってください！質問ですがこの小説は名前変更は無しですか？ (2017年11月10日 13時) (レス) id: 24daf5c3bc (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 通りすがりのお節介。さん» ありがとうございます！助かりました！ (2017年11月7日 1時) (レス) id: cc490d7056 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりのお節介。 - こんばんは。オリジナルフラグを外し忘れているようですよ？(^_^;) (2017年11月6日 23時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵 | 作成日時：2017年11月4日 23時
