そのルンバ、異能力者である

任務内容ノ開示 ページ20

ただいま皆さん‼by左探偵

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ルンバ「今回ノ任務は運び屋の殲滅だそうです。最近にナってできた組織ですが、危険視されていルそうデ。」

書類に目を通した…目があるのかは定かではないが、確かに自分の視界の中に書類に記された情報を淡々とその無機質な声で読み上げた。

中島「え、でも運び屋ですか？組織ではなく？」
泉「運び屋は殆どが臆病な奴らの集まりの筈…なんでなのかな。…殺すの？」

中島「…鏡花ちゃん辛辣だね、あと怖いから！」
泉「…冗談」

運び屋。即ち麻薬などの密輸を実際に行う者。運送・運輸業に従事する者のことを指すが、基本的に簡単に金を稼ぐ、等で戦闘面では余り強いとは言えないだろう。性根の甘い連中は、隠れる…隠密を得意とはしていても、戦闘面は得意としていない。だからか、重要視される事は少ないのだ。



ルンバ「…それはこの組織ハ武力を誇る戦闘系異能者がいルからです。目撃されようが目撃者を殲滅する。金で異能力者ヲ雇う…。それを繰り返すうちに組織はかなり大きイものへと進化しテ来ましタ。


要するに只の脳筋ですネ」←←

中島「ルンバさんも辛辣ｴ…」


だからか、戦闘面、及び隠密面にも長けていれば些か厄介なのだろうか。そう思いながらも同じく渡された資料に目を通していれば頷きつつ話に耳を傾けていれば呑気な言葉…というか辛辣じゃないのか…とか突っ込んでしまう程の新人。


流石ルンバ(機械)←


ルンバ「そしテつい最近、奴らがしくじッた事により初めテ目撃者が武装探偵社ニ名乗り出た。今まで見ツかってこなかったんデス。危険視もサれますヨ


……そして、調査の結果から総合して、コの件にハある他組織ガ絡んでいると見ていまス」

心なしかその無機質な声のトーンが下がった気がする。下がるのかはよくわからないけど。真剣な物言いに思わず口を挟んだのは仕方ないと思う。

中島「ある他組織…？」
泉「それって…」

…やはり、夜の世界の、非合法組織となると、頭にうかぶのはまず"あの組織"なのだから。






ルンバ「"ポートマフィア"でス」

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