7話 ページ8
下を向き始めるヒーロー達に留めの一言を告げる
貴『私もヒーローに憧れています。悪いですが、私から見たここでの1番のヒーローは彼だと思いますけど。』
と言い、無個性の男子を指す
？「えっ…？」
貴『彼が居なければ私は隙をついて攻撃できませんでした。それでも飛び出してしまったんです。身体が勝手に。……ヒーローなら分かるんでは無いですか？…助けたいって、助けなきゃって思っちゃったんです。きっと彼も同じだと思いますよ？……私は無断で個性を使いました。それを警察に怒られるのはわかりますが、資格があるにも関わらず何もしなかった貴方達に怒られるのは本当、胸糞悪いです。』
嗚呼、長々と話してしまったと、後悔しつつ、
ﾍﾟﾀﾘと座り込んでいる無個性の彼の手を取りヒーロー達の元を後にする。
近くに居た警察に謝罪をし、商店街を出る。
prrrr....
そんな時私の携帯電話が鳴る。
父からの電話で、早く帰ってこいとの事だった。
？「あ、あの！相澤さん？！」
声を掛けられ振り向くと顔を真っ赤にした無個性の男子が居た。
貴『嗚呼、御免なさい。手、痛くない？勝手に連れ出しちゃったわね』
謝罪をし、彼の手を話すとﾎﾞｿﾎﾞｿと話し始める彼
緑谷「あ、の。僕、緑谷出久です、相澤さんの隣のクラスの……」
緑谷出久。彼の名を知った。隣のクラスなのは、勿論、放課後の事があり知っていた。
貴『知ってると思うけど、私は相澤A。出久でいいかな？』
驚いた顔で私を見つめ、恥ずかしそうに頷く彼。
緑谷「相澤さん！あ、あの……ありがとう！」
感謝をされた。
貴『何の事？それと、名前で呼んでくれると嬉しいな』
緑谷「え、え…あ、あの、A…ちゃん？」
家族以外で下の名を呼ばれた事が殆ど無い私。
ましてや、同級生になんか1度もない。
その事をそのまま出久に伝えると恥ずかしがりながらも了承してくれた。
緑谷「あの、僕、無個性なんだ…でもヒーローになりたくて、おかしな話だと思うけど…でも、憧れちゃったんだ。それで、あの、さっきAちゃんが僕の事をヒーローだったって言って貰えて本当に…嬉しかった…」
貴『ﾊｧ……なんだ。そんな事か。無個性だから何？』
再び驚いた顔で私を見つめる出久は目に涙を浮かべている。
貴『己の意思だよ。1番大切なのは。個性とかそんなんじゃない。なりたいじゃなくて、なるって考えなよ出久。出久は、ヒーローになれるよ。』
これが緑谷出久との接触。
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urUTtmlB9Wljz7r(プロフ) - 相澤先生の娘とか最高かよ…、 (2022年9月8日 23時) (
レス) @page1 id: ce509c1850 (このIDを非表示/違反報告)
@yu(プロフ) - 深海さん» ありがとうございます！ホントにリアルがバタバタで遅い更新になってしまいますがよろしくお願いします (2019年12月18日 8時) (レス) id: fd33118340 (このIDを非表示/違反報告)
深海 - 面白いです！！更新、頑張ってください！応援してます！！！ (2019年11月27日 22時) (レス) id: 5f7ed13017 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@yu | 作成日時：2018年12月17日 15時
