10話 ページ11
泣いた事もあり、私は出久とすぐ様別れ家路へと足を向けた。
涙を流すなんて何年もなかったのに。
決して、酷いこと言われても、酷いことされても
自分の事なのに、どこか他人事の様に思えていたのに…
ｶﾞﾁｬ
貴『ただいま』
あれこれ考えていたら、すっかり家に到着してしまっていた。
ｺﾞｼｺﾞｼと目元を擦りながらリビングに入ると
お世辞にも機嫌が良さそうとは言えない父と
何故か機嫌が良い母が居た。
貴『すみませんでした。』
父の機嫌の悪さは大概予想がついた。
特別推薦枠を自ら蹴った事であろう。
相澤｢それは何に対して謝っている？｣
嗚呼、これは機嫌が悪いではない。激怒している
貴『雄英高校の特別推薦枠を蹴った事に対して。』
相澤｢…非合理的だ。ついでに言っとくが推薦したのは俺じゃない。｣
貴『わかってる。お父さんがこの道に大してそんな甘ったるい事しないのなんて。……でも、じゃあ誰？』
相澤｢…ﾊｧ。マイクだよ｣
貴『私は、推薦ではなく一般の試験で結果を残したい。推薦で残せるのは当たり前なんだから。』
相澤｢そうだな。その考えがあるんであれば別に構わない。が、俺が怒っているのはそこじゃない。｣
俺が怒っているのはそこじゃない？
では、何処で怒っているのであろうか。
帰りが遅くなった事？私には分からなかった。
貴『じゃあ、、なんd…「あ！Aまた出てるよ！」…は？』
急に母が声を上げた。
目線の先にはNEWS番組が流れるテレビ
そこには、先程の私と出久、ヘドロ
女性のアナウンサーと思われる実況と共に進んでいく画面を私は凝視した。
貴『…報道陣、、か。』
そして、見事に私がヒーローに説教する姿も映されてしまっている。
母「全く！流石私の子ね！」
ヒーローに説教しちゃうなんて……とかなんやらで騒いでいるが私は無断で個性を発動させた事が引き金になっている事がわかった。
貴『…すみませんでした。浅はかな行動をしました……。』
視線がどうも下に下にと向いてしまう。
怖くて父の顔が見れないのだ。
相澤｢ﾊｧ…確かに、お前のした事は許されるべき事ではない。…が、俺は親だ、そしてヒーローだ。あの時行動に移せたお前は誰かのヒーローであったし、あの、説教も最もな意見だ。｣
私は勢い良く顔を上げた。
相澤｢良くやったとは言えないが、お前の言った事は正しいよ。｣
優しく頭を撫でられた。
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urUTtmlB9Wljz7r(プロフ) - 相澤先生の娘とか最高かよ…、 (2022年9月8日 23時) (
レス) @page1 id: ce509c1850 (このIDを非表示/違反報告)
@yu(プロフ) - 深海さん» ありがとうございます！ホントにリアルがバタバタで遅い更新になってしまいますがよろしくお願いします (2019年12月18日 8時) (レス) id: fd33118340 (このIDを非表示/違反報告)
深海 - 面白いです！！更新、頑張ってください！応援してます！！！ (2019年11月27日 22時) (レス) id: 5f7ed13017 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@yu | 作成日時：2018年12月17日 15時
