1話 ページ2
ｶﾞｼｬｯﾝｯ!!!ﾊﾞｼｬｯｯ!!!
静かだった筈の個室トイレに騒音と女子達の笑い声が響いた。
？「ねぇ！そんな所で食べててばっちぃよー？」
？「なんでトイレなんかでご飯食べてるのかなぁ？」
？「友達居ないのー？」
始まった。言葉の暴力だ。答えても相手の思うつぼなので黙っていたのにも関わらず生憎、今日は機嫌が宜しくなかったようだ、個室の上からバケツに汲まれた水を撒き散らされたのだ。
折角のお弁当もｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬで食べられそうにない。
まだ半分も残っていたのに。
ﾊｧと溜息をつきびしょ濡れのまま、立ち上がる。
お弁当を袋に仕舞い、扉に手をかけ、勢いよく開く
貴『貴女達…暇なんですか？私に構ってないで昼食を取ればいいのに。』
複数人の女子に囲まれた私は口を開いた
？「はぁ？ほんと生意気なんですけど」
？「ちょーっと顔がいいからって調子乗りすぎ」
と、カラのバケツを投げつけられる。
嗚呼、こうなってしまったのには訳がある。
ついこの間、複数人居る中の主格であろう女子の彼氏に別れを告げられたらしい。
理由は、他に好きな人が出来たから。
そう、その他に好きな人と言う相手は私らしく、
頭にきた彼女は嫌がらせを始めてきたのだ。
別に元々群れるのは嫌いな為構わないのだがお弁当まで駄目にされると頭にくる。
あ、何故トイレの個室なんかで食事をしていたかと言うと、この女子達が群れて私の行く手を邪魔しに来るので仕方がなくここで食事をしていたのだ。
貴『ﾊｧ……そんな事をしている暇があれば勉強でもしたらどう？時間は有限なんだから。』
？「はぁ？！ほんとウザイ！舐めてんじゃねーよ！！」
1人の女子が殴りかかってくるのが視界に入る
勿論個性付きで。確か、この子の個性は【威力】だった筈。私は大事にしたくない為、個性を発動させる
【抹消】
相手の個性を消す。
私の目は赤く染まる。父と違うのは、髪はそのままであり、解除方法が意識という事だ。元の目は母譲りで浅葱色な為発動すれば当然周りにバレる
？「は？！誰に向かって個性使ってんだよ！」
構わず殴りかかってくる彼女に受け身を取る
貴『ﾊｧ……面倒臭い。非合理的だよ、その行動。』
ポカンとする彼女等を置いてトイレから退出する。
さて、この濡れた髪や服をどうするかと悩んでいると声が掛かる
？「あ？どけモブ。」
振り返るとクリーム色の髪色で赤い目をした爆豪勝己が居た。
コレが私達の出会い。
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urUTtmlB9Wljz7r(プロフ) - 相澤先生の娘とか最高かよ…、 (2022年9月8日 23時) (
レス) @page1 id: ce509c1850 (このIDを非表示/違反報告)
@yu(プロフ) - 深海さん» ありがとうございます！ホントにリアルがバタバタで遅い更新になってしまいますがよろしくお願いします (2019年12月18日 8時) (レス) id: fd33118340 (このIDを非表示/違反報告)
深海 - 面白いです！！更新、頑張ってください！応援してます！！！ (2019年11月27日 22時) (レス) id: 5f7ed13017 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@yu | 作成日時：2018年12月17日 15時
