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自分で勝手に想像してしまったのだが、顔に熱が集まるのが分かる

善逸「?!」

きっと“音”と私の表情をみて露骨に驚く善逸兄さん
何か言おうとしているが私が先に口を開く

「揃った事だし頂きましょう」

最初は静かに食べていたのだが伊之助様が騒ぎだしてからは
空間が混沌に化してしまった

「騒がしいですね…」

久々にこんな風な食事をとる。
暫くすると騒がしかった食事は終わり片付け始めた

「伊之助様、片付け出来るんですね」

感心していると大きな声で反論してくる

伊之助「出来るわ!!!こんぐらい!!」
善逸「ついこの間だろ、しのぶさんに言われてようやくな」

すかさず口を挟む善逸兄さん、仲が良いんだなと見つめていると玄関の扉が音を立てた

そこには謎に宇髄様の姿

「え、どうされました?こんな時間に」

宇髄「ちょっと上がるぞ」

来た理由も述べずに屋敷へ上がる宇髄様
その姿を目視で捉えた善逸兄さん達

善逸「え、なんで居るのこの人」

一応上官ね?元だけど

宇髄「この間のお礼しっかりできてなかったからな。それと面白い話を聞いちまったもんで」

この間というのはきっと遊郭での事だろう
面白い話については全くもって読めないが彼からはあまり良くない邪心の“音”


居間に通し、お茶を出すとお礼といい宇髄様は手包みを渡して来る
早めに消費しろというので中を確認すると、新鮮な鰤があった

「こんな新鮮なの高かったでしょう…有難う御座います」
宇髄「時透からお前がぶり大根が好物だって聞いてな」

再び出てくる無一郎の名前にドキッと心臓の音が鳴る

善逸「なんで俺じゃないの?!」
宇髄「あ?嗚呼、お前兄貴だっけか?」

外見は似ている筈なんだけど、兄妹だというと十中八九驚かれる

「それで、宇髄様面白い話とは?」

気になっていた話を聞こうとするとニヤリと口角をあげ質問をして来る

宇髄「お前、時透とはどうだ?」

その言葉に善逸兄さんが反応する
因みに伊之助様は部屋の隅で寝てしまって居る

「どうだ?と言いますと…」

先程の事を思い出さぬ様表情に意識がいく

善逸「てか、さっき屋敷の前で座ってたし様子がおかしかったのってその人のせいだとか言わないよね?!!!」

ギャンギャンと騒ぎ始める兄さん
確信を持ったかの様な顔でいる宇髄様

宇髄「時透とお前の屋敷に向かってる途中会ってな。色々尋問したんだよ」

なんて事してくれてるんだ、この人
無一郎が下手に話す事はないだろうとお茶を啜る

・→←22話:私の想い【貴女】



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三月の専属ストーカーなつめみく - むいちろー生存endか原作通りにいくのか楽しみです! (10月22日 15時) (レス) @page16 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
れんれん - むちゃくちゃ面白いです!マジで神作品・:*+.\(( °ω° ))/更新頑張ってください! (5月5日 23時) (レス) @page14 id: 63496a6874 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:@yu | 作成日時:2023年1月7日 16時

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