CHAMBER OF SECRETS【Harry Potter・男主】 (ページ27)

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挨拶と言ってはいるがルシウスはそのような雰囲気では無かった。

ルシウス「あー、お戻りになったとは本当でしたか」

喋りながらダンブルドアに寄っていくシリウス。

ダンブルドア「アーサー・ウィーズリーの娘が連れ去られたと聞いて理事達がわしをここに呼び戻したのじゃ」

ルシウス「馬鹿め」

“馬鹿はお前だろ、聞こえてるぞ”

ダンブルドア「奇妙なことに何人かはあなたに脅されたと考えておる」

ルシウス「いえ、そんなこと…この私が心を砕いているのは後にも先にもこの学校の繁栄とそしてもちろん生徒達のことです」

『嘘つきめ』

否定した（名前）を睨むルシウス。

ルシウス「誰の仕業か判明したのでしょうな」

ダンブルドア「ヴォルデモートじゃ」

ルシウス「ああ」

少し狼狽えたルシウス。

ルシウス「ではこれから先もポッター君がいつも救ってくれることを祈りますかな」

ハリー「ご心配無くそのつもりです」

ルシウス「では失礼、行くぞドビー」

ドビーを連れてルシウスは出ていった。

ハリー「先生これを頂いても？」

トム・リドルの日記を指差しハリーは聞く。その問いにダンブルドアは頷いた。そしてハリーは日記を持ってルシウスの後を追った。

『あんな物何に使う気だ』

ダンブルドア「ルシウスに返す気なのじゃよ」

『ほー、面白いことをするな』

扉の方を見てニヤ、と（名前）は笑う。