CHAMBER OF SECRETS【Harry Potter・男主】 (ページ17)

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act.15 ページ17

数日後…。

なにもすることが無くただ廊下を歩いていた（名前）は前をハリー、ロン、ハーマイオニー、そして同じグリフィンドール生であるネビル・ロングボトムが寮へ向けて走っていくのを見かけた。

『何だあいつらあんな慌てて』

不思議に思った（名前）は瞬間移動で四人の気配が止まった場所へ飛んだ。パッと誰かの部屋に辿り着いた（名前）は目の前の四人と荒れた部屋を見渡した。

ハリー「Mr.コックス！」

ハーマイオニー「何故こんな所へ？」

『貴様らが急いで廊下を走っているのをみかけて気になっただけだ』

質問をしたハーマイオニーに答えて部屋を無言で見る（名前）。

『この部屋の状況はどうした？』

ハリー「い、いえ、ちょっと荒らされただけで…」

それを聞いた（名前）は疑いの目を向ける。

ロン「な、何でも無いですから！」

『本当にそうか？………まあ良い、部屋を片付けてやろうか』

ハリー「お、お願いします」

『了解した』

ハリーに返事をした（名前）は杖を取り出す。その横でロンが驚いた顔をした。

『どうかしたか？』

ロン「はっ！い、いや、（名前）さんも杖持ってるんだなー、って」

『フン、ホグワーツに居るのだから杖くらい誰でも持っている。たとえ吸血鬼でもな』

ロン「べ、別にそれを言いたかった訳じゃ…」

『構わん』

そう言って（名前）は杖を横一文字に滑らせた。すると部屋の中で散らばっている物がひとりでに動き出し、割れた物はくっつき破れた紙片は本へと戻っていった。