異能力の世界に迷い込んだ無頼派少女

太宰さんの部屋 ページ16

ASide


太宰「着いたよ此処が私の部屋だ。それじゃあ、中へどうぞ」

『お邪魔しま〜す！』


元の世界に帰れそうにないから泊まるとこ無いな〜って内心焦ってたから助かった


太宰「ふふ、いらっしゃい。じゃあ私はこの後探偵社に戻るから、ご飯は冷蔵庫にあるもの好きに使ってくれて構わないよ」

『分かった。ありがとう！』

太宰「どういたしまして。じゃあ行ってくるね」

『うん、行ってらっしゃい！頑張れよ〜！』



太宰「！……((こういうのも悪くはないかな」


『？』


最後なんて言ったのか聞こえなかった…

まぁ、そんなことよりこれからどうしよう

１人だから私が気づかないうちにボロ出しちゃいそうだな


だ、誰か私が居ないことに気づいてないのか？？




ん…取り敢えずお腹空いたし、ご飯作るか



いやぁ〜１人で自炊できるようになっていて良かったよ

これも檀や織田作達のおかげだな！

転生する前の人生で、実家を離れてからまともな食事をしていないことがバレて簡単な料理教えてくれたんだっけ

別にお金がなかったって訳じゃないけど、ただ単に執筆に没頭しすぎて食べるの忘れてただけなんだよな〜

でも、水だけ飲んで生活してたって今思うと結構ヤバいな



そんな事を考えながら冷蔵庫にある食材を確認する



『…………』



月宮は絶句した


食材が少ないことに



冷蔵庫にある食材

卵
カニ缶
酒
サラダ油
オイスターソース
米
片栗粉
豆腐
味の素



だが、冷蔵庫にある食材はアレを作れと示している


そうだ


料理をする人なら分かるだろう

いや、しない人でも察するだろう







それは………









カニ玉！！


ということで、カニ玉を作っていくぞ〜！



まず、おわんに卵を割り入れて溶く

そして、サラダ油をひいたフライパンに、溶いた卵を入れてかき混ぜる

卵が半熟になったら、おわんに戻す

次にフライパンに再びサラダ油をひき、カニ缶を中火で炒める

酒、水、オイスターソースを加え、中火で混ぜ炒める

沸騰したら、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける

火を止めずに、おわんに戻した卵を入れてよく混ぜる

最後に器に盛り付ければ完成だ！



………普通に美味しい

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