White Linaria .【黒】 (ページ9)

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『急に何するの！？』

目黒「いや…。お前のグーパン強すぎだろ」

私が叩いた部分を押さえながら言ってきた
目黒をキッと睨み返す。

『だ、だいたい！彼女がいるのに私を家なんかに入れる！？』

目黒「は？彼女？」

何言ってるんだコイツみたいな顔をしてきた目黒。

『これ女物の洋服は彼女のやつでしょ！？』

私がそう言うと、少しだけ間が空いた後に
吹き出して笑い始めた。

目黒「あはは！レディースがあるから彼女がいるって
思ってたの？」

『そうでしょ！？』

お腹を押さえながら笑い続ける目黒を睨み続ける。

目黒「それは妹のやつで、前まで妹と一緒に
住んでたからあるだけだよ」

目黒の答えに、キョトンとする。

(妹…！？)

『妹さんいたの！？』

目黒「うん。だから、彼女はいない」

その答えを聞いて少しだけホッとした。

彼女がいたのなら、私がしていることは最低だと。

目黒の彼女とややこしくなりたくないと思ったから。

目黒「まぁそんなことより」

『そんなこと！？』

離れていた目黒は私に顔を寄せてきた。

鼻と鼻がくっつきそうなくらい近距離まで。

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目黒「＿＿＿＿俺に抱きしめられてどう思った？」