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目黒「俺さ、Aのことが好きなんだけど」
突然、目黒の口から放たれた言葉に耳を疑った。
『ははっ。こんな時まで冗談言うの？
私を励まそうとしてるなら余計なお世話よ』
目黒「冗談じゃない」
すぐさま目黒が答えた。
顔を見ると、いつもの目黒とは違う真剣な
眼差しをしていた。
『嘘…』
目黒「こんな時に嘘言うかよ」
『そんな素振りなかったじゃん…』
目黒「頑張って隠してたんだけど」
でも。だとしたら。
『＿＿＿ずっと翔太のこと相談してたよね…？』
私の片想いのことを相談していた相手の1人。
翔太のことが好きで悩んでいた時は、翔太と仲のいい
目黒に相談していた。今までに何回も。
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目黒「嫌だったよ。翔太くんのことで相談を受けるの。
好きな人の恋愛相談なんて聞きたくなかった」
目にかかった前髪から覗く瞳は、私を捉えていた。
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作者名：こころ | 作成日時：2020年9月20日 0時
