【CS】プロタゴニストはひとりだけ

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身体能力が極めて高く、特に瞬発力に優れる。対照的に欠けているのは耐久性と回復力。俊敏さを活かした変則的な攻撃を得意としており、型に囚われない動きで相手を翻弄する。
洞察力が鋭い上に頭の回転が早く、その場の状況に合わせた作戦などを素早く構築することができる。が、その作戦を周囲に押し付けようとするという絶望的な傲慢さが祟ってあまり良い方には行かない様子。自らの契約者以外の存在との協調性がほぼ皆無と言ってもいい程に欠けている。
自分の実力に絶対的な信頼をおいているため、どんなに劣勢に追い込まれたとしても不要な意地を張り周囲の協力を一切受け付けようとしない非常に厄介な面がある。普段散々周囲を見下している手前、いざというときだけ頼ることに抵抗があるようだ。

こう見えて、契約を結んだ人間に対してはかなり情を持つ。自分の下した判断に絶対的な自信を持っているため、「このボク様が選んだのだから最高の相手に決まっているだろう」と考えているのだ。契約者に対する侮辱はそれを選んだクラリッサに対する侮辱と捉え、契約者に対する賛辞はそれを選んだクラリッサへの賛辞として受け取る。クラリッサにとって契約者は、自分の次に素晴らしい存在なのだ。
しかし契約を結ぶ相手の条件はかなり厳しい。クラリッサのお眼鏡に叶う「美しさ」を持つ人間でなければクラリッサと契約を交わすことはできない。クラリッサの「契約」は、相手が自分に次いで素晴らしい存在であると認めるということと同義なのである。

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