私と八雲と本 ページ9
〜Aside〜
えー、どうもこんにちは。
黒岩Aです。
緑谷君と話終えた私は近くのデパートにいます。
あ、もちろんお金は持ってきてるよ。
デパート内って、結構聞き耳をたててるといろんな情報を手にいれることができるんだ。
まあ、噂話とかが主だけどね。
ふと目に入った本屋に入ってみたんだけど、結構いろんな本あるよね。
歴史、ミステリー、恋愛、参考書………文豪コーナー？
よし、文豪コーナーに行ってみよう。
［15分後］
………驚きって意外なところにあるんだね。
私の目の前の棚には、見知った名前が並んでいた。
「斜陽」「人間失格」太宰治作
「在りし日の歌」「山羊の歌」中原中也作
「羅生門」「蜘蛛の糸」芥川龍之介作
「高野聖」「夜叉ヶ池」泉鏡花作
「山月記」「光と風と夢」中島敦
「雪女」「耳無芳一の話」小泉八雲
なんで私の教え子たちの小説売ってあるんだろう………
………とりあえず八雲と治と中也の小説を買おう。
………私の小説はいいか。
そのあと、アーサー・コナン・ドイル作の「シャーロック・ホームズシリーズ」と言うのを買ったあと、この事を伝えるため八雲がいる異空間の家に向かった。
［in共同スペース］
目の前には、本を見ながら固まっている役もがいる。
まあ、それもそうだよね。
元の世界では、みんな本なんて書いてないし、しかも題名は異能力名だし。
八雲「………どういうことなんでしょうか、雨月さん？」
A「どうもこうも、この通りだ。」
八雲「ですが………何故存在すらしていないはずのものが存在しているんでしょうか？」
A「これは私の推測だが………」
A「この世界は、並行世界ではないだろうか？」
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作者名：小説ワンコ | 作成日時：2019年6月16日 22時
