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僕には全てお見通し11 ページ15
_____頭が痛い。早く部屋に戻って横にならないと。
苦痛に顔を歪めながら、靴を脱ごうと屈んだ時、視界が点滅を繰り返し始めた。
一瞬視界が暗くなったかと思いきや、元に戻り、元に戻ったと思いきや暗くなる。
視界がぐらりと大きく揺れた。
私は咄嗟に壁に手をつこうとしたが、間に合わず、床に倒れてしまった。
「A?!」
先に私の部屋に行ってしまった筈の乱歩さんが、私が倒れた音に気付き、目を見開いて私に駆け寄った。
「A、如何したの?!しっかりして!」
乱歩さんの手は私を抱き起すと、私の額に移った。ひんやりとした感覚が、一瞬額に広がる。
「ッ・・・?!凄い熱だ・・・。無理するから・・・!!A、僕の声聞こえる?!」
_____はい。
「とりあえずベッドまで運ぶから!」
不意にスッと身体が軽くなって、宙に浮いた感じがした。
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midori(プロフ) - すごくいいです!!頑張ってください!! (2017年11月26日 16時) (レス) id: 6061ae511d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テツ | 作成日時:2017年11月18日 23時