【銀魂】空から女の子が降ってきました。20

第七百九十六訓 ページ30

それからは、やはりとっつぁん達が援軍として来ていてくれたようで真選組を引き連れて戦艦を飛ばしてきていた。



私達は戦艦にて無事適切な治療を受けて何とか生還。



おかげで将ちゃんも天導衆に捕らわれることなく自分の足で江戸へと帰れる事になった。まあ将軍の座が危ういのは変わりないけど。





でも、それでも……









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『トシいいいい近藤さあああん！！死んでなくて良かったぁぁぁ！！死んだかと思った！！！！！』



土方「おい再会した瞬間物騒な事言って抱き着いてくんじゃねーよ！！縁起でもねえ！！」



近藤「まあ良いじゃねぇかトシ、心配してくれてたんだよAちゃんは。抱き締める力強すぎて吐きそうだがこれは愛の重みってやつだ」






今こうして仲間に、真選組に生きてまた会えたことがただただ嬉しい。こうして再会のハグができた事が何よりも嬉しい。






『てかなんで私置いてったんですか！！気を遣ってくれたのは嬉しいけど二人のどっちかだけでもいいから着いて来てくださいよ！！！』



近藤「つってもなぁ……」



『別に済んだ事をグチグチ言うつもりは無いですけど寂しいじゃないですか！何で一言も言ってくれないんですか！馬鹿ぁ！！』



土方「………A…お前泣き虫になったか？」



近藤「デレ期？」



『話逸らさないでくれます！！？』



「「すいません」」






因みに今は戦艦の中。現在進行形で江戸へと向かってる所さ。死傷者も結構少なかったし少しほっとしてる。






土方「……で、用は済んだのか」



『え？』






ぎゅーーっ、と二人に抱き着いたままでいればナチュラルにトシに子供でもあやす様に頭を優しく撫でられながら話しかけられた。

どうしよトシがイケメンに見えてきた。末期かな。






(……じゃないじゃない。そうじゃなくて、"用"って…)






土方「敵方のお前の客さ、丁重に相手してやったんだろ」



『！あ…』






………高杉か。くたばってないって信じてるけど…






『……えぇ。いっぱいかけたい言葉もあったし3発くらいは殴りたかったけど、本人目の前にしたら全部吹き飛んじゃって。でも、後悔はないです』



土方「……そうか」






うん。大丈夫……だよね。きっと。










＿＿＿「ちょっとォ、セクハラですよ土方さん」










『！っうわ、！』






するとその時、後ろからグイッと首根っこを掴まれ引っ張られた。











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