503話 縋る ページ9
青峰「ったく 馬鹿野郎が
このままAが活躍しないなら負けだな」
桃井「え？」
青峰「Aだって気付いてるはずだ
俺にだってアイツの考えてる事なんて手に取るように分かるぜ
大方“ゾーンに入れば”とか思ってんだろ
が、このままじゃ一生かかってもゾーンになんざ入れねぇよ」
桃井「どういう事？」
青峰「ゾーンってのは１回目より２回目の方が入るのが難しくなる
何故なら一度体感して知っちまったからだ
あの何でも思い通りになるような状態を知ってしまえば自然と“もう一度”という気持ちが湧く
けどそれは雑念だ
集中状態であるゾーンに入る為に一番あっちゃなんねぇもんだ
ゾーンに入る為にはゾーンに入ろうとしたらダメなのさ」
・
バンッ
ダンクを決めようとした火神のボールを紫原が叩き落とした
火神「っ！」
伊月「火神！」
ピーーーーッ
「「オォォォォォォォォォッ！！」」
審判「アウトオブバウンズ
黒ボール！」
転がったボールは海常ジャージを着る男子の足に当たり、止まった
火神「クソッ」
そんな事を口にしながらコートを出てボールを追ってきた
火神「！」
拾ったのは黄瀬だった
黄瀬「何スか？ その体たらくは」
火神「黄瀬」
黒子「黄瀬くん」
貴方「あら 涼太」
紫原「ん？ 黄瀬ちん…」
黄瀬「あれ？ 知り合いかと思ったら違ったッスね
アンタ誰？」
火神「あ？何い((黄瀬「知らねぇよ
んな何かに縋ってバスケやるようなヘタレは」」
火神「(睨」
貴方「そんなハッキリと…(苦笑」
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宝石姫(プロフ) - 美衣さん» ご報告ありがとうございます！すぐに訂正しておきます (2021年9月15日 12時) (
レス) id: 73f8520bdd (このIDを非表示/違反報告)
美衣(プロフ) - 失礼します。522話で｢飛べない｣が｢食べない｣になってました。 (2021年9月14日 22時) (携帯から) (レス) id: d78a964f1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宝石姫
| 作者ホームページ：http://krarebo2/kazama-hirot
作成日時：2020年11月27日 15時
