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ニャンコ先生「この契約書を持つ者に名を呼ばれると逆らう事は出来ないと言われている
つまり友人帳を手に入れると名を連ねた妖物達を統べる事が出来てしまうのだ な？危険だろ？」
夏目・貴方「「……」」
夏目「種 付いてるぞ 口の横」
ニャンコ先生「え！？」
慌てて手で種をはらった
夏目「なるほどね それでニャンコ先生はこれを欲しがった訳だ」
パタパタと友人帳を仰ぐ
ニャンコ先生「あっ バカ！ぞんざいに扱うな！
文字が傷つくと名を持つ者も傷つくと言われているのだ！」
夏目「あっ そうなんだ」
貴方「随分デリケートなのね」
夏目「そうみたいだな」
貴方「名を持つ者も傷つくって事はニャンコ先生もここに名前があるの？」
ニャンコ先生「載っておらんわ！それだけデリケートな代物だと言っておるのだ！」
夏目「…ホントに？」
ニャンコ先生「(ﾑｶｯ 何だその目は！私がレイコや綾子如きに負けるものか！」
貴方「でもニャンコ先生封印されてたじゃない」
ニャンコ先生「(ﾋﾟｷｯ」
図星を突かれたように固まってしまった
ニャンコ先生「あ、あ、あれにはな…またいろいろと深い訳があって…
いやー！そんな事よりもだ！
お前達が考えているより友人帳の力は遥かに大きい
だからこそそこに名を連ねた妖もの達は必死に夏目レイコと水樹綾子を探しているのだ
お前達 危ないぞ」
貴方・夏目「「……」」
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作者名：宝石姫
| 作者ホームページ：http://krarebo2/kazama-hirot
作成日時：2021年7月30日 14時
