もう1冊の友人帳 (ページ19)

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～夕方～

in台所

貴方・夏目「「いただきます」」

塔子「はーいたくさん食べてね」

今日の夕食はコロッケ・フライやお刺身だった

夏目「はい」

貴方「ありがとうございます」

夏目(塔子さんは明るくて優しい
滋さんは無口だけどいつも穏やかだ
この人達には絶対に迷惑をかけたくない)

塔子「食べないわねぇ」

貴方・夏目「「え？」」

塔子「猫ちゃん」

貴方・夏目「「え？」」

下を見ると猫まんまを盛られた皿を前にあくびをしていた

夏目(うわっ思い切り迷惑かけてる…)

貴方(ニャンコ先生ってば…)

塔子「残り物じゃダメなのかしら？」

滋「これならどうかな」

お刺身を１切れつまみ、ニャンコ先生に出した

ニャンコ先生「ﾆｬｯﾆｬｯ」

滋「おっ食べた」

塔子「あらホントグルメねぇ」

貴方・夏目「「(ﾊｧｧｧｧ」」

夏目「！」

夏目はコロッケに小さな傷が出来ているのを見つけた

夏目(これ歯型か？)

「いやいや中々美味ですなぁ」

声のする方を見ると湯呑みよりも小さなお爺さんの妖がいた

夏目「(ﾌﾞｩｩｩｩｩｩｯ」

飲んでいたお味噌汁を思いっきり吹き出した

貴方「貴志！？」

塔子「どうしたの！？貴志くん！」

滋「おっ！」

夏目「あっいえちょっと噎せちゃって…」

貴方「貴志大丈夫？」

夏目「あぁ大丈夫(微笑」

貴方「そう？」