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in外





Aと夏目は走り続け、住宅街へと入った



貴方「もう追いかけて来てないみたい…」


夏目「そうみたいだな…」



2人は足を止めて振り返った



貴方「(ヒッ」



気配がして振り返ると先程の妖が立っていた



貴方「た、貴志…ッ」



Aは夏目の腕にくっつく



夏目「A 大丈夫だからな」


貴方「えぇ…」



妖「夏目様!天王寺様!」


貴方・夏目「「!!」」



ヒュンッ
一瞬にして2人の目の前に現れた妖



夏目「うわっ!」


貴方「(ヒィッ」



妖「夏目レイコ様と天王寺綾子様ですね!?」



夏目「違う レイコと綾子は俺達の祖母だ」



貴方「そうよ お婆ちゃん達はもう亡くなって…ッ」



グッ


夏目「グァッ」

貴方「い…っ」



首から上半身を掴まれ、絞められる



妖「友人帳を寄越せ!寄越さねばお前らを食ってやる!」



夏目「グァッ」


貴方「痛い…ッ」



ニャンコ先生「やめろ」



声のする方を見ると塀の上にニャンコ先生がいた



貴方・夏目「「ニャンコ先生…ッ」」



妖「邪魔をするな!」



ニャンコ先生「あれはお前のような低級の妖ものが扱える代物では無い」



妖「黙れ!」



ニャンコ先生「それに友人帳は私がそいつらの死後貰い受ける約束になっておる つまり先約済みだ
大人しく消えろ」



妖「お前こそ…消え失せるがいい!」



ニャンコ先生「ニャッ」



A達を離し、向かって来た妖に飛びつく
ボォォォォンッ
大きな音を立てて元の姿に戻ったニャンコ先生



妖「き、貴様は…!」



斑「失せろ 身の程知らずが」



妖「うわぁぁぁぁぁ!!」



小さな黒い毛玉となり、泣きながら飛んでいった



ニャンコ先生「よっこらせ」



元の姿に戻り、毛玉が飛んでいった方を見上げる



夏目「ありがとう 先生」


貴方「助かったわ…」



ニャンコ先生「礼は七辻屋の饅頭で良いぞ」



夏目「気に入ったんだ」



貴方「確かにあそこのお饅頭美味しかったわね(微笑」


夏目「そうだな(微笑」



貴方(友人帳の事で私と貴志を訪ねてくる妖怪には2種類いる
1つは今みたいに名前が書かれた妖怪達を子分にしようと友人帳を狙ってくる妖怪
そしてもう1つが…)

・→←二章 露神の祠



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作者名:宝石姫 | 作者ホームページ:http://krarebo2/kazama-hirot  
作成日時:2021年7月30日 14時

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