Part19 マドンナはマフィア！？ (ページ29)

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リングの炎ページ29

幻騎士は雲雀を睨み、剣を構えた

そしてまた武器同士でぶつかり合った

ガンッ

雲雀「！」

雲雀の額に幻騎士の剣の持ち手が打ち付けられた

地面に背を擦りながら倒れた

幻騎士「終わりだ」

・

雲雀はコンクリートの上に打ち付けられた

その足元には10年後の雲雀が使っていた雲ハリネズミのBOX

雲雀は難なく起き上がった

雲雀「刃で無く、塚で倒そうなんて随分ふざけてるね」

幻騎士(確かに頭を割ったはず…

あの一撃には霧の炎を込めたのだ

生身の体で防ぐなど…)

キランッ

雲雀のボンゴレリングが光った

幻騎士「！

(リングの炎…！？

この男 10年前から来たばかりでボンゴレリングを使えるのか！？

いや 10年前はリングの力が発見されて間もない頃
知る者はマフィアの中でもごく一部のみだったはず)」

幻騎士は雲雀を睨み、話しかけた

幻騎士「貴様この時代の戦い方を知っているか？」

雲雀「何の事？」

幻騎士「ではこれを見た事があるか？」

BOXを雲雀に見せた

雲雀「オルゴールかい？」

幻騎士「(やはり先程の攻撃は踏み込みが甘かっただけか)

ならば…」

ガチャッ

BOXを開口した幻騎士

BOXから放出される藍色の光

幻騎士「圧倒的に倒すのみ！」

辺り一面また幻覚で景色が変わった

今度はカードなどが剥き出しになっている映像

その間からミサイルのようなものが飛び出してきた

雲雀「！」

360度出現したミサイルは全て雲雀に向いていた

幻騎士「これは貴様の置かれた状況を分かりやすく視覚化した物だ」

雲雀「ふーん」

幻騎士「貴様は何百という誘導弾に囲まれている

さらばだ」

シュンッ

ミサイルは姿を消した

雲雀(消えた…！)

幻騎士「我ボックス兵器は姿を消し、霧の中の幻となる」

雲雀「……っ」