第六十七話 ページ18
朝起きるとAがいて、寂しくなると目を潤ませて俺を求めてくる
ぎゅっと抱きしめると返してくれて、キスをすると覚束無い動きだけど必死に絡ませてくる
もう本当に可愛い
俺に嫌われたくないのか、なんでも言うことを聞いいてくれる
でも、段々と不安になることも多くなってきたみたいで夜に眠れなくてよく泣いている
だから、プレゼントをあげた
簡単にいえば、お薬
ちゃんと危ないからAは最初嫌がってたけど少しだけ脅したら簡単に飲むようになった
薬効は考えることが出来なくなる薬
併せて中毒性の高い薬 物にしたかったから、作るのには苦労した
医療の知識があって良かったとここまで思ったことはない
いつも飲ませる時は首に注射しているけど、その後にするふわふわした表情が本当に可愛い
今だって、俺にお薬をねだって泣いている
『ぅうあ…お願い…ねれ、ないの…辛い』
「寝る時ね、今は先にご飯」
『うぅぅ、やだぁ……』
「うん、持ってくるからまっててね」
『あっ…一人もやだ…!まって、やだよぉ……』
扉を閉めて少しすると鳴き声が聞こえる
一時間ぐらい放置したら次はどんな泣き方をするんだろう
可愛い顔がぐしゃぐしゃになって、俺にしがみついてくるのかな
想像するだけでニヤけが止まらない
「あぁ、もうほんと…Aが素直でよかったぁ♡」

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作者名:碧い唄 | 作成日時:2024年11月14日 2時