君の彼氏になりたい (ページ49)

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かわいさには定評あるからページ49

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部屋に上がると、この前より全然綺麗になってた。

渡「...デフォルトはこっちだから！！」

あたしの言いたいことを理解したらしい。

ソファに座って用意してくれてたコーヒーに口をつけた。

『あたし全然綺麗好きじゃないよ、いいの？』

渡「気になったら俺がするから大丈夫」

『ならいっか。笑』

2人で他愛もない話をしながら笑ってる今の空間がたまらなく幸せで、しばらくこんな感情を忘れてたことに気づいた。

渡「俺さ、Aのこと大好きだし大事にしたいけど...本当は結構我が儘だからいっぱい迷惑かけるし不満も募らせちゃうと思う」

それでもいい？なんて心配そうに言う翔太

『舐めないでよ！我が儘ならあたしも負けてないから！(どや)』

渡「あははっ、そこどやるとこなの？笑」

『お互い様だから気にしないでいいよって元気付けようとしてるんだよ！！』

渡「わかってるよ。ありがとう」

掃除は俺頑張るから、Aは美味しいご飯いっぱい作ってね！！

って目をキラキラさせる翔太に頬がゆるむ。

この人と結婚したら幸せなんだろうなぁ、なんて容易く未来が想像出来てしまうのは何でだろう。

渡「俺、恋愛しててこんなに幸せなの初めて」

ニコニコしながらあたしの膝で寝返りを打つ子供みたいな彼に母性本能をくすぐられまくってる。

『ふふ、』

渡「なに？どーしたの？」

『子供が出来た気分。笑』

渡「な！！俺は彼氏だぞ！！」

『翔太28歳だよね？あたしより可愛いよ？』

渡「かわいさには定評あるから」

『うるさ！笑』

渡「Aと俺はまた違った可愛さだよなぁ」

『いや、ほんと調子に乗らないでもらっていい？笑』

これからもずっとこんなバカみたいな会話していけたらいいなあ。

沢山心配かけて傷つけたけど、あたし貴方と付き合えて幸せだよ。

『翔太、だいすき』

渡「俺も！いや、俺の方が大好きな自信ある！」

そういって、どちらからともなく重なった唇。

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