君の彼氏になりたい (ページ27)

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全部繋がった気がするページ27

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渡辺side

「A、おっまたせ～！！」

あれ？居ない。
どこ行ったんだろ？

「え、もしかしてさらわれた！？」

※彼は5歳児なのでたまに抜けております

大変だ！！探しに行かなきゃ！！

「っはぁ、はぁ、どこ！？」

無駄にダッシュでAをさがす。

『～～～』

ん？Aの声？？

声のする方に行くと、男の人と話してるAが居た。誰だろ？俺の方からじゃ男の顔が見えない。

俺がAのことココに呼んだのに。そんな子供じみたこと考えてたら腹が立って、大声で名前を呼ぶ。

「A！！！！！」

近づくと、やっと男の顔が理解出来た。

山田？なんで？

、、、何だ、そういうことか

頭の悪ぃ俺でもこの雰囲気とあの日のAのうわ言で分かる。

忘れてた、身近にいるはっしー以外の"りょうすけ"の存在

結局俺が近づいたら何も言わずにどっか行った。

「ごめん俺邪魔した？」

最初から邪魔する気で声かけたのに我ながら白々しくて笑いそうになる。

『んーん！大丈夫だよ！戻ろっか！』

大丈夫ならなんでそんなに悲しそうな顔してるの？やっぱり俺じゃまだまだ＂りょうすけ＂に勝てない？

山田とAの関係性を全て知ってるわけじゃないけど、あいつのせいでどんだけAが苦しんだか。

そんな事を考えてたらイライラしてきて。まぁこれは思いが報われてない俺のただの八つ当たりかもしれない。

「はぁ、」

ぶつけようのない苛立ちは溜息となって消えていった。

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