＊ ページ46
……
芳樹と雪希さんの件から
双方の事務所で話をつけた
マカオへ行くための飛行機に搭乗する間際
2人が来ていた
芳樹に背を押され、
歩いてくる雪希さんの表情は だいぶ柔らかいものになってた
雪希「イユさん
ありがとう」
きゅっと手を握って微笑んだ雪希さんは
すごく綺麗で
その後ろに見える芳樹も 優しい笑みを浮かべてた
あの件から、
たくさん話した
どうして行くか
どうしたいか
臣やわたしの周りの人たちは、
私の身を危険に晒した彼女をそう簡単に許しては行けないんじゃないかって声が大きかった
けど、わたしは女の子として
雪希さんの気持ちも分かってしまう気がして
代わりに、友達、とか…？
そんなわたしに
バカじゃないの？なんて言いながら、
またひとつ零れた涙が 彼女の優しい気持ちの表れなんじゃないかなって
『 雪希ちゃん、ありがとう 』
目をぱちくりさせたあと
あんたって、本当にバカね
少し困ったようにやさしく笑った
雪希「 えぇ、Aちゃんも気をつけて 」
TRIBEのみんなにも イユっていう芸名でしかほとんど呼ばれたことがなかったからヤケにクリアに響いた
.
.
.
剛典との撮影待ちをしていたら
パッとついた画面
覗いてみたら 風邪ひかないようにね
そんなLINEが入ってて、
お姉ちゃんが出来たみたいって嬉しくなった
岩「なにひとりで笑ってんの」
『んー？雪希ちゃん』
岩「でた、お人好し」
『女の子の気持ちは女の子がいちばんわかるの』
ぷんってそっぽ向いて雪希ちゃんにメッセージを飛ばした
今何時なんだろ
ご飯食べたのかな 私はお腹空いたなぁ、
岩「 … よくしんねーけどさ、
あんま危ない目にばっか遭うなよ」
みんな心配してんだよ お前のこと
いつと違う手つきで 撫でられたところが
擽ったくなるくらい優しい
剛典に撫でられると、安心するなぁ、、
岩「ほら、A絶対腹減ってるでしょ」
『ぇっ、なんでわかるの？』
岩「何歳から一緒にいると思ってんの？」
『ふふっ、たしかに』
岩「ほら、撮影始まる前に食べちゃいな」
『うんっありがとう』
このホテルで出してるらしいシナモンロール
優しい香りがして
思わず顔が緩んだ
……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1024人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みく(プロフ) - ユキさん» コメントありがとうございます＾＾* 僭越ながら先程4を出させていただきました*＊ よければご覧頂けると嬉しいです＾＾ ジェネもう少し出せるようにしますね(( (2020年8月8日 21時) (
レス) id: 5c69589d6e (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - みくさん» 三代目とGENE大好きなので続編お願いします(*-ω人) (2020年8月8日 20時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - みさきさん» 本当ですか？！笑 たくさん愛してもらえて、大切な作品になりますね＾＾* ありがとうございます*＊ (2020年8月7日 10時) (レス) id: 5c69589d6e (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - 好きすぎて何度も読み直してました、、！今も読んでました実は笑笑 (2020年8月7日 10時) (レス) id: e1de34a918 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - みさきさん» メッセージありがとうございます＾＾ 続編を作ろうかどうしようか迷っていました…！もしコメントが増えたら、前向きに検討していこうと思っています＾＾* 読んでくださりありがとうございました＾＾ (2020年8月7日 9時) (レス) id: 5c69589d6e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：miu x他2人 | 作成日時：2019年7月28日 13時
