＊ ページ41
……
『… お人好しとか、
偽善者とか たくさんあるかもしれないけど
雪希さん、あんなに楽しそうに
働いていました 』
彼女が良樹のことを
好きだと知ったあの日
嬉しそうに働いてた姿
誰にも見て貰えなかったから
『 … つらかったんだ、きっと 』
そうだよ、
辛かったんだ
きっと 私にあぁいうことをする自分のこと、
好きになれなかったんじゃないかな
『 っヒロさん！ 』
登「 A？、」
ヒ「 なんだい？ 」
ばっと立ち上がった私を見て、
びっくりしてるおみと
ニヤリと笑ったヒロさん
『 ちょっと、… 行ってきます！！ 』
登「はっ！？」
臣ごめん！
驚いた声を背に社長室をあとにした
走っちゃダメな廊下を駆け抜けて
スタッフさん達の部屋へ
『 っかざみん！！』
風「 っ！びっくりした…イユ？どうしたの？ 」
『 良樹のとこ！連れて行って欲しいの 』
風「 イユ… 」
『 お願い。もう、大丈夫 』
風「 … 分かったわ。」
そのまま何も考えずに飛び出してきたけど、
ちょっと緊張で
呼吸が苦しい 走ったせいかもしれない
退院したばかりで、身体が追いついてこないのかも
.
.
.
風「 ついたわ。」
『 ありがとう、かざみん 』
風「 気をつけて行きなさい 」
『 うん！いってくる！ 』
あの件があって、
ようやく目を覚まして 身体を作るために安静にして
そんなこんなで、社長と話し合いになって
あっという間に自分の足で
立ち向かいにいっちゃった
社長は、
共演NGとかの対策もできますが、
イユの意思に任せたい。
あの子は強い子だ
立ち向かって、相手の壁も破るんじゃないでしょうか
そう言って笑った
あの子のマネージャーをしていても、
そこまで信じてあげられなかったわたし自身、少し悔しさを感じた
屈託がない純粋な子
グループの囲いがないぶん、
他のアーティストよりも 丁寧に大切にしてきたつもりだった
でも
風「 …… 過保護すぎたかも、しれないわね 」
髪をなびかせながら、
本社に吸い込まれて言った
あの子が歩くレールを用意するのは、
わたしの役目かもしれないけれど
そのレールを選ぶのは、
イユ、Aの自由と意思よね
風「 急に、たくましくなっちゃって … 」
……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1026人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みく(プロフ) - ユキさん» コメントありがとうございます＾＾* 僭越ながら先程4を出させていただきました*＊ よければご覧頂けると嬉しいです＾＾ ジェネもう少し出せるようにしますね(( (2020年8月8日 21時) (
レス) id: 5c69589d6e (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - みくさん» 三代目とGENE大好きなので続編お願いします(*-ω人) (2020年8月8日 20時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - みさきさん» 本当ですか？！笑 たくさん愛してもらえて、大切な作品になりますね＾＾* ありがとうございます*＊ (2020年8月7日 10時) (レス) id: 5c69589d6e (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - 好きすぎて何度も読み直してました、、！今も読んでました実は笑笑 (2020年8月7日 10時) (レス) id: e1de34a918 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - みさきさん» メッセージありがとうございます＾＾ 続編を作ろうかどうしようか迷っていました…！もしコメントが増えたら、前向きに検討していこうと思っています＾＾* 読んでくださりありがとうございました＾＾ (2020年8月7日 9時) (レス) id: 5c69589d6e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：miu x他2人 | 作成日時：2019年7月28日 13時
