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こいつは…まずい


いや、唐揚げはめちゃくちゃ、はちゃめちゃに美味しい。


ただ、身体が意思に追いつかない。

開始から45分。




「専務、今日も期待してます…」

「俺もう無理、専務、頼む」


『、任せろ』



ご覧の通り、普段なら馬鹿みたいに食べる、んだけど…
今日の私は少しコンディションが悪いわけで…



任せろ、のセリフから5分後、



『ごめん…もう無理…』


今にも胃から唐揚げが逆流してきそうなのを抑え込みスパートをかけて口に詰め込んだ。



「え、専務今日早くないっすか?」

『うん…花粉症がちょっと酷くて…もう何もしたくない…』

「あぁ…珍しくマスクもつけてましたもんね」



それらしい理由をつけて、いやまぁ、花粉症は嘘では無いんだけども、戦力外を宣言した。




ダイニングテーブルから離れて、ソファへとへたれ込む。



「専務ぅ…もうちょい食べてぇ…」

『しゃちょー…無茶言わんでください…』


今にもぶちまけそうな吐瀉物を必死に宥め、やっとの思いで時たま飛んでくる言葉に答える。





皆が唐揚げに怨むような視線を投げかけているあいだ、そっと気付かれないようにゴミ箱を近くへよせた。


いや、もしもの時、流石にフローリングにするのはね。大人としてね。



本当は今すぐにもこの全身を覆うような油の匂いから逃れたいのだけれど。

カメラの手前そうするわけにもいかず。


彼らが何とか食べきることを祈り、身体を丸める。




あぁ…これは熱上がってるな…

気持ち悪さと寒気に襲われ、朦朧とする意識を手放した。



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看病→←.



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名無し22819号(プロフ) - あぁ!そういう事ですね!すみません…これからも楽しみにしてます!頑張ってください! (2019年10月18日 17時) (レス) id: 422de7f24a (このIDを非表示/違反報告)
umeko(プロフ) - 名無し22819号さん» コメントありがとうございます。申し訳ございません、ただいま準備中です!!もうしばしお待ちください!!! (2019年10月18日 15時) (レス) id: f4f2cf6953 (このIDを非表示/違反報告)
名無し22819号(プロフ) - 作品の続きを読みたいのですが、パスワードが掛かってて読めません…どうすればいいですか? (2019年10月18日 15時) (レス) id: 422de7f24a (このIDを非表示/違反報告)
umeko(プロフ) - ろりぃさん» コメントいただきありがとうございます。更新頻度が落ちていますが気長に待っていただけるとありがたいです、頑張ります! (2019年10月17日 10時) (レス) id: f4f2cf6953 (このIDを非表示/違反報告)
ろりぃ(プロフ) - お話の展開が面白いです!更新楽しみにしています! (2019年10月15日 15時) (レス) id: b196cd5c23 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:umeko | 作成日時:2019年9月9日 16時

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