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コネシマさんの二度寝の添い寝を始めてから、もう既に一時間が経過していた。
流石にコネシマさんにはそろそろ起きてリビングに顔を出して貰わないと困る。
「コネシマさん、流石にそろそろ起きましょうよ」
「あともうちょっとだけ…」と言いながら、コネシマさんは寝ぼけているのか後ろから私に抱き着こうとしたけれど、絶妙なタイミングで部屋のドアが開かれた。
rbr「あともうちょっとだけ…じゃないねん!!コネシマ、お前いつまで寝てんねん!!!!」
ロボロさんがいつまで経ってもリビングに来ない私とコネシマさんに、目くじらを立てながら部屋に勢い良く入って来た。
そんなロボロさんを追い掛けるような形で、鬱さんが続いて部屋に入って来た。
ut「くそ、ロボロを止められんかった…!すまん、シッマ!おいロボロ、お前もうちょっと空気読めや…!!」
rbr「そんなん知るか!!」
ut「女の子にモテへんのはそういう所やで、ロボロくん」
rbr「余計なお世話や、大先生!何で起こしに行ったはずのAさんも一緒に寝てるんや?」
ロボロさんが不思議そうな顔をしながら疑問を口にする。ロボロさんに指摘をされてしまうかもしれないとは薄々感じていた。
「気持ち良さそうに寝ているコネシマさんを起こせなくて、気が付いたら私も一緒に寝てました」
『俺のせいってことにしてくれたらええよって言ったやろ?』と言いた気な顔をしながら、コネシマさんは私に視線を送っていた。
rbr「それならしゃあないな…。Aさん、いつも夜寝るの遅いから寝てしまうのは分かる…けど、」
kn「けど?」
「コネシマと大先生はお前らはちゃんと規則正しい生活を送れよ!?まずは早起きから!」
ut「えっ、なんで僕もなん!?」
「そらそうやろ、その怠けてる身体どうにかせぇよ」と言いながら、ロボロさんが鬱さんのお腹の肉を摘んだ。
どうやら一応私の件に関しては、お咎め無しということになったようだ。そのロボロさんの言葉に、心の中で安堵をする。
コネシマさんが布団から起き上がると、コネシマさんが私に手を差し伸べてくれた。
kn「A、立てるか?」
「ありがとうございます、コネシマさん」
私は差し伸べられたコネシマさんの手を取ると、一気に現実に引き戻されてしまった。ずっと夢の中だったら良いのに。
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