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きんときの怪我が治ってきた時のこと。
Na「一度さ、皆で鍵を探してみない？」
Nakamuが急に、提案してきたのだ。
Br「え？協力とかありなの？それ」
Sha「別にいんじゃね？」
Kn「俺は賛成」
Sm「俺は別に」
Kr「俺も別にいいけどさ、見つけた鍵はどうすんの？」
きりやんの質問も最もだった。
願いの鍵を見つけたとして、鍵を使う権利は見つけた人にあるのだろうか。
それなら到底、看過できない。
Na「鍵を見つけたらくじを引いて、当たった人の願いを叶えるとかは？」
Sha「それいいじゃん」
Sm「異議なし」
A「まあ、それなら…」
共同戦線を張ってもいいだろう。
そうして私達は、城の中をくまなく探す。
A「きんとき、怪我はもう平気？」
台所で鍋の中を見ながら隣のきんときに尋ねた。
Kn「うん、また学校行かなくなったから、増える心配もないよ」
きんときの言葉に、私は別の不安が頭をよぎる。
A「お父さんは…」
Kn「喧嘩して冷戦中。でもいいよ、前より気が楽だ」
A「そう」
鍋の中を見る私の顔を、きんときが覗き込んだ。
A「な、何？」
Kn「Aちゃんのおかげだよ？」
A「え、何が？」
Kn「俺が今、苦しくないの」
きんときが微笑む。
A「私が？」
Kn「うん、Aちゃんが言ってくれたから、闘わない決意ができた。
おかげで俺今、苦しくないよ」
きんときの言葉に、私も微笑んだ。
A「良かった…私のおかげなんかじゃないよ、それはきちんとした、きんときの強さのおかげだよ」
私の言葉に、きんときは一瞬目を見開き驚いた後、すぐにまた笑顔に戻った。
Kn「そんなつもりはないから、お礼を言わせてよ。
ありがとう、Aちゃん」
A「まあ、受け取るだけはしときますよ。どういたしまして」
その時、どこからともなくピアノの音が流れてきた。
いや、どこからともなくじゃない。これは…
Kn「あーあ、Broooockがサボりだしちゃったよ」
A「ちょっと行って来るよ」
Kn「ついて行こうか？」
A「いい、きんときは鍵探し、続けてて」
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和日(プロフ) - アイビーさん» アイビー様、コメントありがとうございます。ワイテルズに興味を持っていただけて光栄です。作品の行く先を見守っていただければと思います。 (2023年2月2日 21時) (
レス) id: 5502199b9c (このIDを非表示/違反報告)
和日(プロフ) - 丸餅焼き林檎さん» 丸餅焼き林檎様、コメントありがとうございます。かがみの孤城が好きな方に楽しんで頂けて光栄です。完結まで定期的に更新予定なので、ご期待頂ければと思います。 (2023年2月2日 20時) (レス) id: 5502199b9c (このIDを非表示/違反報告)
アイビー - かがみの孤城は前から見ていたけど、ワイテルズもこの作品でもっと好きになりました！ (2023年2月2日 20時) (レス) @page35 id: c6900beb80 (このIDを非表示/違反報告)
丸餅焼き林檎 - コメント失礼します。元々の小説かがみの孤城がとても好きで何回も読み返してる時期もあったんですよ…なので好きな実況者様でかがみの孤城パロはとてもありがたいです…！是非体調などにも気をつけて更新頑張ってほしいです、応援してます。 (2023年2月2日 18時) (レス) @page34 id: 3de321a9f8 (このIDを非表示/違反報告)
和日(プロフ) - 夜月さん» 夜月様、コメントありがとうございます。私もかがみの孤城に衝撃を受けてこのパロを書き始めました。楽しんでいただけると幸いです。 (2023年2月1日 15時) (レス) id: 5502199b9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和日 | 作成日時：2023年1月27日 18時
