メガネちゃんと王子様っ！

『 23 』 ページ24

TH side


心にぽっかりと穴が空いたような気持ちのままジミナとまたこっそり侵入してきたであろうジョングクのいる屋上へと戻る。



JK「あ、テヒョンイヒョン！…ヌナは？」


TH「…もう、関わるなって…」


JK「っ…なんだよそれ！自分勝手すぎませんか？！」



ジョングクは心底怒ったように右手でアンパンを握りつぶす。あぁ、あんこがもったない。



TH「俺とAって何なんだろう…

Aに聞かれたとき、すぐに答えられなかった…

ジョングクはAとなんの関係なの…？」


JK「俺はヌナと友達です。友達になるって言って仲直りしたんですもん！

ヒョンも、友達…ですよ。一緒にゲームやるって言ったじゃないですか」


TH「…そう、なの？俺とAは友達なの？」


JK「当たり前でしょ！」








JM「変な勘違いは辞めなよ」






そこで、今まで黙っていたジミナが声を出した。




JM「あの子から関係を切ってくれたなら好都合でしょ。元から俺らとあの子じゃ釣り合うわけがなかった。離れて正解じゃん。」




なに…言ってんの…？



JK「ジミニヒョン…何、言ってるんですか」


JM「事実を述べただけだよ笑

いつかはこうなると思って口は出さなかったけどやっぱり予想通りだった。めでたしめでたしっと笑」



ｶﾞｯ



気付けば、俺はジミナの胸ぐらを掴んでいた。

『 24 』→←『 22 』

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す