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『 22 』 ページ23

お昼になり、弁当を机に出した瞬間。



ダンッッと机を蹴られる。



RA「ふーん…ホソク先輩とナムジュン先輩だよね?とことんプリンス7に手を出してくね。」


『あの、さっきの違くて…!ほんとに、何も無いの…!』


RA「そんなの言われなくても当たり前。あんたみたいな地味メガネがあの人たちとなんかあってたまるかっての。


でも、私は今気分悪いから楽しいことしたいんだよねぇ」



リアナちゃんが私の弁当箱を手に取って窓を開ける。
弁当を捨てられるなんて日常茶飯事。
抵抗しても無駄だから、黙って下を向いた。



RA「犬は地面に落ちた弁当食ってろよ」



窓の外へ弁当を出して傾けようとした瞬間。



TH「何してんの」



その声に、顔を上げた。



テヒョン君がリアナちゃんの腕をギチギチと掴んでいた。



RA「なっ…!」


TH「それ、犬の弁当じゃない。Aの弁当だよ


返せ」



聞いたことも無い低い声にビックリしたリアナちゃんはそのまま手を離してしまい、弁当は地面でグチャっと広がった。



『わ、私…拾ってくる。あのままじゃ通行の邪魔だろうし』



こんな状況でも私はリアナちゃんが怖くてテヒョン君を避けるように教室を出た。







地面に散らばった弁当を素手で拾おうとした瞬間、追いかけてきたテヒョン君が私の腕を掴む。




TH「汚れちゃうから」


『……なんで、追いかけてきたの…?』


TH「なんでって…俺らてんとう虫同盟組んで…」


『だから、その同盟ってなんなの!!』



私はもう、これ以上辛いのは嫌だ。
早く学校に行けば被害は少ない。毎日掃除を代わっていればリアナちゃんは何もしてこない。そんな生活が私の最低限の生きる日々だったんだ。
テヒョン君達とこれ以上関わってしまったら、私は生きていける気がしない。



『私とテヒョン君って…なんも関係ない人間でしょ?

生まれ育った環境も違うし、なにより王子様と貧乏庶民じゃ釣り合うわけがないよ…!




お願いだから、もう…関わらないで。これ以上惨めになりたくない…』




メガネのレンズに涙が付いててテヒョン君の顔なんてほとんど見えなかったけど




TH「そっ……か…」



その声が寂しそうに聞こえた。

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ちゃんまお(プロフ) - あいりさん» コメントありがとうございます!少しづつですが頑張ります! (2021年10月30日 21時) (レス) id: 573bbc7940 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんまお(プロフ) - ミンチューさん» コメントありがとうございます!課題の合間に更新していきますね! (2021年10月30日 21時) (レス) id: 573bbc7940 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - はじめまして。続きが気になります。 (2021年10月30日 17時) (レス) @page36 id: 7c13d4e2d6 (このIDを非表示/違反報告)
ミンチュー(プロフ) - 楽しみにしています!がんばってください!! (2021年10月28日 22時) (レス) @page35 id: 068249313c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんまお(プロフ) - ユウさん» ぎゃあああ!バカがバレてしまいました(T_T)ご指摘ありがとうございます! (2021年10月23日 21時) (レス) id: 573bbc7940 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃんまお | 作成日時:2021年10月17日 0時

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