『 17 』 ページ18
笛の合図とともにスタートした試合。
リアナちゃんは運動神経が抜群で私なんかじゃ適うはずもなくどんどん点差は開いていく。
JK「ヌナ!シャトルから目を逸らしたらだめだって!体力無さすぎ!なんでそんな足が重いの!ほら!走って走って追いかけて!何のためのメガネだよ!!!」
JM「まるで鬼コーチだね笑」
横から投げかけられるジョングク君の言葉に隣でジミン君が引き攣るように笑ってる。
それどころじゃない!もう体力なんてなくてフラフラだった。息も無くなりそう…。ってかメガネは日常生活送るためだよ!!!
何とか最後の最後に振り切り、当たったシャトルは高く上がる。
JM「あちゃ、殺られるな」
そう声が聞こえた瞬間、最後に見た姿は高くジャンプして女の子のどこにそんな力があるのかという程のスマッシュを打つリアナちゃん。
撃たれたシャトルは地面に倒れ込んだ私目掛けて一直線に飛んでくる。
あ、当たる!!_______
しかし、その衝撃はいくら待てどもやってこなかった。
TH「…った…!あれ、ほんとに人?メスゴリラかと思った」
目の前には私を庇うように抱きしめるテヒョン君。
キャーーーーー!!!なんて黄色い声が湧き上がる。
"なにあれ"、"あの女テヒョン君に媚び売ってる"、"なんで地味メガネなんかに…!"
そんな声も混ざって聞こえたけど。
『て、テヒョン君!大丈夫?あざとかなってない?!』
そんなの聞き慣れてるからそれよりもテヒョン君の身体が心配だった。
『保健室行こう…!』
TH「大丈夫だから!ほら、それよりもフォルトだよ!」
『え?』
点数板を見ると今の点は無効になっていて私からのサーブになっていた。
TH「ほら!諦めないで!残り18点!」
いや無理でしょ?!
『テヒョン君、もう負けも同然だよ…!
恥ずかしいからそんなに応援しないで…』
TH「なんで?いつだって頑張ってる子には応援したいよ!ほら!最後まで戦おう!」
私を立たせてラケットとシャトルを渡す。
JK「ほら!ヌナ!集中集中!このサーブにかかってるよ!」
ジョングク君の応援も再開して隣のジミン君もパタパタ旗を振ってくれている。
せめて、ここまで応援してくれるみんなのために1点だけでもとラケットを強く握り直し、メガネをクイツと上げた。
____ピッ 審「アウトっ」
まぁ、見事にサーブをミスした。
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ちゃんまお(プロフ) - あいりさん» コメントありがとうございます!少しづつですが頑張ります! (2021年10月30日 21時) (レス) id: 573bbc7940 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんまお(プロフ) - ミンチューさん» コメントありがとうございます!課題の合間に更新していきますね! (2021年10月30日 21時) (レス) id: 573bbc7940 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - はじめまして。続きが気になります。 (2021年10月30日 17時) (レス) @page36 id: 7c13d4e2d6 (このIDを非表示/違反報告)
ミンチュー(プロフ) - 楽しみにしています!がんばってください!! (2021年10月28日 22時) (レス) @page35 id: 068249313c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんまお(プロフ) - ユウさん» ぎゃあああ!バカがバレてしまいました(T_T)ご指摘ありがとうございます! (2021年10月23日 21時) (レス) id: 573bbc7940 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃんまお | 作成日時:2021年10月17日 0時