『 13 』 ページ14
『私じゃ、ないよ。』
JK「は?まだ言うつもり?」
『私じゃないの!
えっと、それは…あの…』
ここでリアナちゃんの名前を出したらまるで私が罪をなすり付けるみたいになるよね…。
なんて言ったら、信じてもらえる…?
『えっと……あっ、これ!コレ見て!』
私は、学生手帳に入れてあるどう〇つの森のカセットを見せた。
JK「…は?」
『…ふふっ、懐かしいでしょ?私が小学生の頃、すごく流行ったの。』
JK「なんの話だよ…」
『私の家、すごく貧乏で…毎年誕生日もクリスマスもプレゼントは貰えたことがなかった。
…でも、ある日…』
あの日、オンマが帰ってきたらすごくニコニコしてていい事があったのかなって私も嬉しくなっていた。
母「A、誕生日おめでとう」
母がそう言って私に渡したプレゼントの包装紙。
『…いい、の?』
母「いいのよ。ほら、開けてみて?」
初めてのプレゼントに嬉しくて上手に開けられなかったけどその包装紙もリボンも全部嬉しかったのを覚えてる。
そして、中から出てきたのは当時流行っていたどう〇つの森のゲームカセットだった。
母「ずっと欲しがっていたでしょ?オンマ、奮発しちゃった!」
これを買うのに、1日分の給料を使うだろうに母は私にそれを買ってきてくれた。
でもね、オンマ…
『これ、本体がないと遊べないよ』
貧乏なうちにDSなんて無くて、その時点でこのゲームカセットはただの四角い塊だった。
それなのに、
『でも、すっっっごく嬉しい!大事にするね!』
初めてのオンマからのプレゼントが嬉しすぎてそんなのどうでもよかった。
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ちゃんまお(プロフ) - あいりさん» コメントありがとうございます!少しづつですが頑張ります! (2021年10月30日 21時) (レス) id: 573bbc7940 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんまお(プロフ) - ミンチューさん» コメントありがとうございます!課題の合間に更新していきますね! (2021年10月30日 21時) (レス) id: 573bbc7940 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - はじめまして。続きが気になります。 (2021年10月30日 17時) (レス) @page36 id: 7c13d4e2d6 (このIDを非表示/違反報告)
ミンチュー(プロフ) - 楽しみにしています!がんばってください!! (2021年10月28日 22時) (レス) @page35 id: 068249313c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんまお(プロフ) - ユウさん» ぎゃあああ!バカがバレてしまいました(T_T)ご指摘ありがとうございます! (2021年10月23日 21時) (レス) id: 573bbc7940 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃんまお | 作成日時:2021年10月17日 0時