検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:15,768 hit

167☆結束 ページ17

その頃、ハルヤ邸では。

すごい勢いで玄関のドアが叩かれていた。

「わわ、何ですか…っ!」

フクロウが慌ててドアに駆け寄って声をかける。


「開けろー!緊急事態なのだ!」

「その声は…!えっと」


「ミッチーアーンド、ウィスパーとジュニアだ!」

開けていいのか分からなかったが、緊急事態だというのでフクロウは開けた。


「ほら、あたくしいったじゃないですか〜、まだ大丈夫だって」

呟くウィスパーの横で、ミッチーがフクロウに向かって叫んだ。

「いいか!今、人間界は終わりかけている!」

「……?」

唐突に叫ばれて固まっているフクロウへ、ジュニアが説明する。


「戦った人全員、女郎蜘蛛、負けちゃっただぜ!」



時間と共にだんだんと事情が分かった様だ。

「えええ!女郎蜘蛛ってそんなに強いんですか!?」

「ヤバいくらいに、だぜ!」

「という訳で!あたくし達で女郎蜘蛛を倒さなくてはならないのでウィッス!」

「そして!愛しのナツメさんにキュンとしてもらう訳だ!」



闘志のみなぎる3人にフクロウはさらにうろたえた。

「無理ですよ…!妖怪探偵団さんが負けたのに私が行っても絶対無理です!」


「あんた、あたくし達だけでいくわけがないですよ。ケースケ君が居れば天下無敵でございます!」

なぜか急に執事服から着物姿になったウィスパーを眺めて、少ししてフクロウは頷いた。


「確かに、ケースケ君がいるんでしたら…待っていても仕方ありませんし」


「決まりだな!」

少しケースケを心配しているフクロウを引っ張って4人は天野家へ向かった。

168☆結成→←166☆残量



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (21 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
36人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ひか(プロフ) - にゃんこさん» わ、コメントありがとうございます!!ケースケ君の前世、私も本当気になります!犬種とか!(そこじゃない)あと、あの朱夏様がエサあげたり、散歩させたりしている姿がちらついて……尊い。そうだ、にゃんこさんの作品も、読ませて頂いています!ケース犬……。 (2023年3月13日 12時) (レス) id: 5008a64787 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - ケースケくんの前世がほしい...(シャドサの亡霊)...あ、すいませんでした。面白かったです!! (2023年3月7日 17時) (レス) @page24 id: 3e9c7f1354 (このIDを非表示/違反報告)
T - こちらこそ!(*´∇`)面白い作品なので何回でも読めます! (2021年6月6日 11時) (レス) id: cc98960b0b (このIDを非表示/違反報告)
ひか(プロフ) - Tさん» ありがとうございます!久しぶりのコメントだったのでメチャクチャ嬉しいです! (2021年6月5日 17時) (レス) id: 5008a64787 (このIDを非表示/違反報告)
T - 読んでてとても面白いです! (2021年6月5日 17時) (レス) id: cc98960b0b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ひか | 作成日時:2021年3月2日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。