セイフク期限【Soya I】

R's Limit 4 ページ25

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___「二人って付き合ってるの？」




この間Aにした質問を、がりさんにも同じように問いかけてみた。




「ううん、……でもね、」




誰にも言ってなかったこと、さくちゃんだけにだけ言ってもいい？


俺、Aのこと、好きなんだ。




「……だよねえ、」


「だよねって何？！」


「見てたらわかるよ、」




ふふふ、と笑うと珍しく動揺したような顔をして頬を赤く染める。


いつも、余裕そうながりさんの表情が崩れた。




「誰にも言わないでね、特にAには」


「わかってるよ」




言える訳ない、俺もAのこと好きなんだもん。


でも、二人がくっつくのは時間の問題だろう。


二人の恋を応援するのは、


ギリギリの期限まで引き伸ばしてもいいかな？


もう少し、好きでいさせてほしいんだ。




「応援してくれる？」


「うーん、ヤダ」


「え！」


「気が向いたら、応援するよ」




気が向いたらって何！？と俺の背中に向かって叫ぶがりさん、


気が向いたらは、気が向いたらだよ。




『あ、そーやとさくちゃんもう来てる！』


「さくちゃん？」


『そーやがさくちゃんって呼んでたから』




いいでしょ？と首を傾げたA。


……まだ気が向かなそうだなぁ。




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