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14 イライside ページ15

あの時の胸の違和感はこれが原因だったのか。


梟にハンターを見てもらったが、1番来て欲しくないリッパーだった…


イライ「彼女は…Aちゃんは大丈夫だろうか…」



まだ梟は帰ってきてはいない、だから彼女を見ることも守ることも出来ない

何も出来ない悔しさから暗号解読が進まなくなっている



イライ「それになんのメッセージもない…」



ハンターが近くにいたら教えてくれ、とか何も伝えずに来てしまったのも原因だが…メッセージを送れば空にぼやぼやとした矢印でどこからの声なのかが大まかに示される


先程からはナワーブとトレイシーのみで、彼女からは何もない。しかも2人はハンターと出会っていないようだし、彼女がリッパーに会っている確率は高い


何をされているのだろうか、頭を…踏みつけられていたりしないだろうか…泣いていないだろうか…




イライ「はぁ……」



トレイシー「全然進んでないよ。」


イライ「わぁ!!!」

トレイシー「酷いずっと僕ここにいたよ。」


イライ「い、いつからそこに…」


トレイシー「だからずっとだって」


呆れたような顔を私に向け、また止まった手を解読機の上に置き動かしていた。


トレイシー「心配なら梟越しに覗いちゃえば?」


イライ「その人聞きの悪い言い方はやめてくれ…」



トレイシー「なんでもいいけど、解読に集中してよ!僕今からAんとこに行って解読のやり方教えてくるからさ」



イライ「場所わかるのか?」



トレイシー「え?だって開幕から、今ちょっと重い!とかわけわかんないこと言ってたよA」


イライ「そうだったか…?」

ハンターがリッパーではありませんようにと願いすぎていたのか全く気付かなかったが、

私のその様子を見てトレイシーは大変面白そうな顔をして私に近づく


この顔は……嫌な予感しかしない…


トレイシー「あれ〜?ハンターに気を取られすぎていたのかなあ?真面目なイライ君が?珍しい〜」



イライ「た、たまたまだ…」


トレイシー「そういえば、Aが来てから、イライってちょっと雰囲気変わったよね」



自分のことを僕と言ったり少し男の子のような性格があるトレイシーもやはり女性だ。そういう話題が好きなのだろう


呆れながら彼女の話を聞き、どこか焦っている自分の感情に驚きながら解読を完了させた


トレイシー「告白、しちゃう?!きゃー!」


イライ「そういうのは一切ない」



トレイシー「つまんな」


イライ「……」

15 イライside→←13 主人公side



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イルカは居るか(プロフ) - 三日月さん» ワァーー!とっても嬉しいお言葉ありがとうございます!励みになります!頑張っちゃいます! (2019年8月20日 15時) (レス) id: fd1ff8d4cc (このIDを非表示/違反報告)
三日月(プロフ) - とても面白いです!更新頑張って下さい! (2019年8月20日 8時) (レス) id: 82ace63b88 (このIDを非表示/違反報告)
イルカは居るか(プロフ) - マルゴト苺さん» アーーー!ありがとうございます!気づきませんでした汗!すぐに直します! (2019年8月8日 20時) (レス) id: d4951d3408 (このIDを非表示/違反報告)
マルゴト苺(プロフ) - 初コメ失礼します。イライ君とリッパーさんの絡み方凄く好きです!それと「必ずお読みください」でエウリュディケ荘園がエウリュディケ×2荘園になってます…!(小声)更新頑張ってください! (2019年8月8日 20時) (レス) id: 5d5ff2d8e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イルカは居るか | 作成日時:2019年8月8日 20時

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