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手を振り続けているジョングクの元へと行けば嬉しそうに「ヌナ！」と呼ぶから慌ててその口を両手で塞ぐ。
『ちょ、大きな声でヌナって呼ばないで』
JK「なんで？」
『会社だから』
JK「いいじゃないですか」
『公私混同はなしって言ったよね』
JK「… Aさん」
『なんでしょう』
JK「お昼行きませんか」
『うん！行く』
JK「可愛い、」
『な、に… 』
JK「ヌナ可愛い」
『またヌナって言った』
JK「大きい声じゃないからいいでしょ。今までだって呼んでたことあったし」
「行こ？ヌナ」と、躊躇なく腰に回された手をぺしっと叩いた。
『会社でのスキンシップ禁止』
JK「会社じゃなかったらいいの？」
『そうじゃなくて… いいから行くよ』
JK「はーい」
SH「あら、お二人さん」
総務部の前を通るとちょうど中から出て来たソヒ。と、ジアちゃん。
『、お疲れ』
JK「どうも」
SH「あんたらやっとくっついたんだって？」
『ちょっとソヒ、』
ジアちゃんの前でなんてことを。
JK「おかげさまで。ご忠告ありがとうございました」
SH「どういたしまして。どうよ？ずっと好きだった人をものにした気分は」
JK「最高っす」
SH「素直でよろしい。やっぱりお似合いだもんねぇ。またゆっくり話聞かせてよ？じゃーねー」
『う、うん… 』
ほんっといい性格してるわ、我が親友。
ジアちゃんはソヒの後ろに隠れていたからよく見えなかったけれど、こちらを見ずに俯いていた。
まだジョングクのことが好きなんだろうな…。
JK「いい性格してますよね、ソヒさん」
『あたしも同じこと思ってた』
JK「あれ絶対わざとですよ。ジアがいたから」
『だね、』
"ジア"
呼び捨てなんだ。
JK「ん？」
『ううん』
JK「なに？」
『… 呼び捨て、なんだなぁって』
JK「ジアのことですか？」
『うん』
JK「同期ですから、一応」
そっかそっか。同期だもんね。
JK「もしかしてヌナ… 」
『それ以上言わないで』
にやにやし始めたジョングクから逃げるように歩く速度を早めた。そんなことをしたところで足の長い彼にはすぐに追いつかれてしまうけど。
JK「待って下さいよ、ヌナ」
『ヌナじゃない』
JK「やきもち？ね、ね、やきもちですか」
『違いまーす』
JK「はぁ、どれだけ可愛いの俺の彼女」
『… おいて行くからね！』
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ハニ(プロフ) - れんさん» ありがとうございます！そう言っていただけるとすごく嬉しいです^ ^更新頑張ります☆ (2021年7月26日 22時) (
レス) id: d1a67136b3 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - すっっごく面白いです！虜になりました！ジンくん登場でどうなるのかとか気になります！更新楽しみにしてます！ (2021年7月26日 9時) (レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハニ
| 作成日時：2021年5月1日 19時
