36 ページ37
.
＿＿＿＿からだに少し重みを感じて眠りから目を覚ますとジョングクの温もりに包まれていた。
JK「ヌナ、」
『…ん〜、』
ぼやけた視界が徐々にクリアになっていく。
JK「おはよ」
『…おはよう、起きてたの？』
JK「うん。少し前に」
『起こしてくれてよかったのに』
JK「ヌナの寝顔が可愛くてずっと見てました」
『もう… 』
JK「からだ平気？」
『うん、』
JK「少し無理させちゃったから」
顔にかかった髪の毛をどけてくれたかと思ったらふわりと頭を撫でてやわらかくほほ笑むジョングク。
そんな優しい瞳で見られたら涙が出そうだよ。
だって、その瞳からあたしへの想いが痛いほど伝わってくるから。
こんなに幸せで良いのかな。
JK「俺、こんなに幸せで良いのかな」
『へ？』
JK「え？」
『あたしも、いま同じこと考えてた』
JK「さすが。やっぱり俺とヌナは運命共同体だ」
『ふふ。なぁにそれ』
お互いにこの感情がくすぐったくて顔を見合わせて笑い合う。
そして、引かれ合うように目を閉じてキスをした。
『なんか、恥ずかしい…ね』
JK「ね、中学生かよって」
『確かに』
JK「まぁ…中学生はこんなことしないですけど」
どういう意味？
と思っていたら布団を捲られた。
『ちょっ…！』
あのまま眠ってしまったからなにも身にまとっていない状態のままなわけで。
慌てて布団を引っ張りからだを隠す。
『なにするのぉ…』
JK「もう昨日見ちゃいましたよ？」
上半身を起こして視線を向ける彼の厚い胸板に昨日のことを思い出して顔を両手で覆う。
JK「どうしました？どこか痛む？」
『ううん…』
JK「ほんとに？」
『だい、じょうぶ』
JK「じゃあ顔見せてください」
『、無理…』
JK「なんでですか」
『なんでも！』
絶対、顔真っ赤だもん。
JK「ヌナ…もしかして、嫌だった？」
『…え？』
JK「俺、ダメだったかな…」
なにか誤解してる？
そういうことじゃないのに。
JK「そっか…ダメでしたか、」
『…っ、そんなことない！寧ろ、』
声を上げて手を退け、にやりとしているジョングクの顔が見えたかと思えば瞬きする間にベッドへ組み敷かれてしまった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2901人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハニ(プロフ) - れんさん» ありがとうございます！そう言っていただけるとすごく嬉しいです^ ^更新頑張ります☆ (2021年7月26日 22時) (
レス) id: d1a67136b3 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - すっっごく面白いです！虜になりました！ジンくん登場でどうなるのかとか気になります！更新楽しみにしてます！ (2021年7月26日 9時) (レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ハニ
| 作成日時：2021年5月1日 19時
