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『ん〜！このデニッシュ美味しい』
JK「こっちのフルーツサンドも美味しいよ」
さすが話題になっているお店なだけあって味はもちろん店内もおしゃれでメニューも豊富。
これはリピート決定。
JK「ヌナも食べます？」
『食べる食べる』
JK「じゃ、はい」
『ん？』
JK「あーん、」
『… 自分で食べる、』
JK「いいから、あーん」
目の前に差し出されたフルーツサンド。
食欲には勝てずパクっと口に入れた。
JK「はっ、可愛いヌナ」
『恥ずかしい』
JK「大丈夫。誰も見てないから」
あたしたちが通された席は所謂カップルシート。
テラスにある二人掛けのハイバックソファーで、肩が触れ合うくらいの距離。
他の席とも離れているから確かに周りからは見えないけれど。
JK「俺もそっち食べたい」
『どうぞ』
お皿ごと渡せば「違う」と戻されて口を開けて待っているジョングク。
『まったく、』
JK「あーんって言って」
『… あーん』
JK「ん、うまっ」
ジョングクってやっぱり付き合うと甘えん坊全開になるのね。
可愛い。
可愛いけど、あたしの心臓が耐えられるかっていう。
JK「ヌナ、口のとこクリームついてる」
『どこ？』
JK「口の横」
『取れた？』
JK「取れてない」
『へっ、』
不意に顔が近付いてきたかと思えば唇の少し横を舐められた。
『なにしてんのっ、』
JK「クリーム取れましたよ」
心臓、耐えられそうにないです。
『ジョングクは人前でも、こういうことしちゃうタイプなの？』
JK「さすがに沢山人がいる場ではしませんよ」
『それならいいんだけどさ… 』
JK「ヌナから誘われたら別ですけどね」
『そんなことしませんっ！』
残っていたデニッシュを口に含んでそっぽを向けばクスクスと笑うから肘で軽く小突いてやった。
『笑わないで』
JK「だって嬉しくて。こうして休みの日をヌナと恋人として過ごせるなんてさ」
『… うん、』
JK「やっと会社でもヌナは俺の彼女だって言える」
『公私混同は、なしだからね』
JK「分かってますよ。Aさん」
『よろしくね？ジョングクくん』
JK「やだ。今はジョングクがいい」
『ふふっ、』
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ハニ(プロフ) - れんさん» ありがとうございます！そう言っていただけるとすごく嬉しいです^ ^更新頑張ります☆ (2021年7月26日 22時) (
レス) id: d1a67136b3 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - すっっごく面白いです！虜になりました！ジンくん登場でどうなるのかとか気になります！更新楽しみにしてます！ (2021年7月26日 9時) (レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハニ
| 作成日時：2021年5月1日 19時
